口蹄疫と食肉生産とゼロ戦生産‐3
風邪をひいてブログをお休みしている間に、
種牛49頭のうちの2頭に感染の疑いが出てしまい、
かわいそうですが、やはり殺されてしまうようです。
今回の、宮崎県の騒動で思った事は、
何が一番重要なのかという事を意識できていない、
この国の「空気」という化け物の事です。
「他の畜産農家が国の方針に従って処分しているのに…」とかの妙な不公平を、
表に出すバカ松大臣のおバカな発想はあっても、
重要な物だけ選び出して無理やりにでも守るとかの取捨選択が、
「ああ、無いのだな!」と思い知らされました。
大臣を諫める人間も野党以外にはいないようで、
「言い出せる空気ではない」と、悪い空気に完全に支配されるまで、
空気を読む事に必死な民主党議員と官僚の姿が思い浮かびます。
宮崎県には野党自民党議員が4人もいたのに
「未来を作る種牛49頭を守る特措法」という議員立法を提出しなかった。
代わりに民主党主体で「口蹄疫対策特別措置法」が成立したが、
いくら救済してもらっても数年間は事業としてはお先真っ暗で、
今回の大量殺戮と共に大きな精神的負担にもなるでしょう。
根本的に大事なのは産業戦略としての畜産という産業の発展なのです。
「だから早く殺せって言ってるのに」
などと人前で平気で言い放つほど程度の低いバカ松大臣の姿が、
私には、判断ミスばかりを繰り返した、
昔の戦争指導者に見えてなりません。(小)