ウチの家にずーっと置いてあった本です。
私が20才くらいに初めて読んで以来、
最近ではたまに読みたくなって読む程度ですが、
愛蔵書の中の一冊でございます。
ニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝氏の自筆自伝本です。
自分自身を他人の目で控えめに見た文体と、
お世話になって最後に傷つけられたあのサントリーへの、
ハラワタが煮えくり返っているであろう気持ちを抑え、
ただあった事だけを書く姿勢にも敬意を覚えます。
ニッカのキャッチフレーズ「品質本位」とは、
サントリーの体質である「商売本位」とは自ら一線を引く、
心地よいチャレンジの姿勢なのです。(小)