寝屋川の水
私の会社の近くにも私の家の近くにも寝屋川が流れています。
江戸時代に大和川を西の大阪湾へと流す大公共事業の前は、
その大和川の枝分かれした8本の内の一本だそうで、
北方の淀川からの水も合流している日本を代表するドブ川です。
私が子供の頃は、緑、茶、こげ茶、灰、黒、赤茶と
日々水の色を目まぐるしく変える、子供心には不思議な川でした。
遡る事は昭和の初期、すでに日本一汚染された川だったらしいです。
最近は普通に透明度の無い緑色で、
誰も釣りなどしませんが夕方にはあちこちで魚が跳ねています。
それくらい水質が戻ってきています。
昨晩、その寝屋川のとある橋を渡っていると、
「どぼん」
と、音がしました。
魚が跳ねたのかと見てみると、
横に犬を連れた散歩のおばさんがいました。
私の姿を見てか、気まずそうに来た道を引返しました。
避けるような行動と何度か合う視線。
嫌なモノです。
川はゴミ捨て場ではありません。(小)