私はカウンセラーをしていますが、「人間関係がうまくいかない」というご相談を、プライベートでも多く受けます。
うまくいかない相手は様々ですが、職場や家庭内などお互いの距離が近く、しかもかなり関係性がこじれているケースもあります。
でも、たいていの場合、こじれているのは相手との関係ではなく、自分の「気持ち」であることに、当事者さんたちは気づいていません。
人間には、自分以外の人間の気持ちはわかりません。
良好な関係の相手(もしくは逆に関係性の薄い人)に対しては、あんなにイライラするほど忙しいんだろうな、と思いやってあげられたりするのに、一旦関係性が悪くなると「相手が私を嫌っている」「相手が私をバカにしてくる」と決めつけてしまいます。
「どうして自分のことを嫌ってると相手の気持ちがわかるのでしょうか?」という質問をすると、「だって、あんなに嫌なことばかり言って攻撃してくるから」という答えが返ってきます。
自分に対して極端に嫌な態度を取る人には、多かれ少なかれ反射的に嫌悪感を持ってしまうのは自然な反応です。
しかし、先ほども書きましたが、人間には相手の本当の気持ちなんてわかりません。
(「愛しているよ」と言われて、信じるか信じないかは本人次第なのです。(この話はまたいつか^_^))
つまりこの時点で確定しているのは、「相手が自分を嫌っている」のではなく、「自分が嫌な気持ちになる態度を、相手が自分に対して取ってくる」ということなのです。
さらには、自分が信じていた「相手が自分を嫌っている」という状況は、相手の態度に対して自分が嫌な思いをしている、きっと嫌われているに違いないと思い込んでいる、自分自身が作り出した世界でもあります。
なので、「相手から受ける嫌な気持ち」は、自分自身の見方、聞き方、感じ方、捉え方が変われば、そして、きちんと相手との心理的な距離を保てれば(人との距離感がわからない、という人も多いのです…が、この話もまたいつか)、解消されます。
相手がどんな態度をとっても「この人はこういういい方しちゃう人なのよね」と、傷ついたり悩んだりせずに客観的に見れるようになり、相手を責める必要もなくなるので(人を責めることは苦しいことなので)、ずいぶん楽になります。
しかし、自分自身の見方、聞き方、感じ方、捉え方なんて、今まで生きてきた中で長い時間をかけて培われてきたものなので、そうそう自力で簡単に変わるものでもありません。
よく「自分に軸を持てば、他人の言動や行動に流されなくなる」と聞きますが、その「軸」というのが、ある意味こういうことかもしれません。
それでも、「そんなの全部相手が原因だから、私の問題じゃないわ!」と言って、延々と愚痴や相手の悪口を言い続ける人もいます。
そして、場所や人変えて、同じ経験を繰り返していきます。どこに行っても嫌な人が出てくるのです。
もし、今の自分で生きづらい、しんどい、何とかしたい、と思う気持ちがあれば、自分の「軸」を取り替えることで、世界が変わるかもしれません。
次のステージに進むために、未来への扉の鍵を探してみませんか?
Peaceful Mind は、あなたのそばにいつも寄り添うカウンセリングオフィスでありたいと願っています。