福祉施設民営化検討委員会 | 四国のツーリングと旅物語

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 平成25年4月22日(月)、福祉施設民営化検討委員会があった。
 前回、三瓶の三楽園など2施設を、民営化の方向が望ましいという結論まではだしていたが、今回は三楽園を立て替えてから民営化するかどうかを議論する会議だった。
 
 民営化後の経営を考えると、建て替えをしてから民間に渡さないとやっていけない、という意見があったのだが、私はこの施設が建設後30年しかたっていないことや、大規模改修をすることによって低コストでサービスを維持できると考え、改築することが望ましいとは必ずしも言えないのではないか、という立場だった。
 
 建築の専門的立場から言うと、鉄筋コンクリートの建物は原則として50年は使っていくのが常識であり、その半分で壊すというのは理解できない。よっぽどお金があるのか、また別の特別な理由があるのかもしれない。
 自分の家でも鉄筋コンクリートで、そろそろ40年になろうかとしているが、まだまだ10年や20年は修理をしながら使っていくと思う。
 
 現在の施設は、養護老人ホームであり、二人部屋が中心なので一人部屋にしないといけないという理由はあるにはあるが、それにはちょっと疑問である。特別養護老人ホームは介護保険と自己負担1割で入所費や介護費を賄う。
 
 養護老人ホームは、国から措置費として入所に関わる経費が市に入ってくるため、そこのところがちょっと違う。すべての人に個室の住まいを与える、ということは理想ではあるが、入居出来る人出来ない人がいたり、公平性などもっとどうあるべきかを考えたいような問題だった。
 
 結論としては、三楽園も早期に立て替えるのが望ましい、ということで市に答申を提出するに至った。