
管理栄養士を目標に頑張ると話す横田さん
平成25年1月3日(木)、西予市宇和文化会館において成人式があり、445人の新成人の門出を祝福した。成人式該当者は、明浜33,宇和186,野村123,城川37,三瓶66。なんだか、次第に少なくなってきているようで、この対策必要なのだが、決定打がなく時代が流れていく。
人口減少、かつ、都市集中の結果、このような新成人の激減に繋がっていると思われ、少子化が拍車をかけている。また、未婚者の増加もさらに悪い方向へ進んでいる。
結婚して子どもを産む、ということは人間としての義務である。そう思わないと、一人の方が気が楽で自由である、とか、性格の不一致とか言っていると人類は滅亡していくような気がする。そこは、この世に命を受けたものの義務。
そのような話を今日の成人式で誰か話してくれればいいのだが、ちょっと違っていたな。市長はiPS細胞の山中教授とおイネ事業のことについて、兵頭竜県議は3.11の被災者の方との触れ合いと人の縁について、元親議長は英語の勉強を、という話だった。少子化対策は、もっと教育を一からやり直すくらいの意気込みが必要なのかもしれない。
一方、新成人の意見発表は良かったと思う。内容が。
それぞれ3人ともしっかりしていて、こうしていくんだという決意とか目標とかが見えていた。そして、それを人の前で話すのはとても恥ずかしいことなのだけれども、堂々と語る姿勢は是非ともみんな持って欲しい。
記念行事で、ふるさと「せいよ」と題する質の悪いスライド映写があったが、これは最低だ。まず、来賓は蚊帳の外。中学校のアルバムの写真を引き伸ばしたためか画質が悪いし、大抵ぼけている。
写真を映写されている中学校出身の生徒、つまり、自分たちの順番の時は歓声を上げて喜んでいるようだが、5分の4の時間は新成人もそっちのけで別のおしゃべりをしている。
結局、会場から「わー」という歓声が上がって、それでおしまい。それ以上の何もない。時間の無駄としかいいようがない。このようなことは、夜の同窓会の2次会ででも映写すればいいくらいのことだ。
折角、これだけ大勢の人が集まっているのだから、未来へ向かってのメッセージとか、これからの生き方の参考になるような人に話をしてもらうとか、考えればもっとよい記念行事があるのではないか。
これまで、土佐礼子選手のご主人、この方はトレーナーという立場だったが、オリンピックに向けての苦労やトレーニング、経緯の話をされたこともあったし、落語家を呼んだこともあった。そこには生でなければ伝わらない大切なことがあったのだ。
その人たちの生き方とかメッセージとか、はたまた来賓の話とかを親も共有して欲しいという思いから、2階席を解放して家族も参加できるように取り組んできた。その思いはそこにある。今のままでは、そうやってここ何年かやってきたことも空しく感じる。
年をとってきて愚痴が多くなったような気もするが、成人式では最近その意味合いと大切さから、今のやり方では納得できないのである。

ロビーでは振り袖姿の女性の姿がまぶしい

休憩時間のロビー。やっぱり、久し振りの同級生と一緒に集まっていた

選挙には必ず参加しよう、と話す近藤君

意見発表を聞く会場の新成人

法曹界を目指すという、山田さん

休憩時間には「せいぼー」が登場

解説を聞いていると、せいぼーは「西」という文字の他に、海だとか山だとかが前や後ろに表現してあるらしく、こじつけの固まりだった