大変不便な場所にある官舎暮らしも馴染んできたが、転勤が決まった。
今度は神奈川県。
また療育先を探すのか、双子を受け入れてくれる幼稚園を見つけないと…、ようやく慣れた小学校のお友だちともお別れか…とか考え出せばお腹が痛くなる。
そう、お腹が痛くなる。
生理痛やPMSがひどく、ピルを処方してもらって長いのだけど、年始の血液検査で色々と引っかかってしまった。
更に過敏性腸症候群の腹痛も激しくなってきた。
加えて、耳の聞こえも不調が多くなり、なぜだか鼻炎と咳にも悩まされている。
もうストレスまみれで体がおかしくなってるんだと思う。
増える薬と再検査。
何も心配もしない夫。(これはもう彼の特性なのに、なんだか腹立つ)
ストレスの悩みは尽きない。
もうね、年末かな?
「仕事もしないで家でごろごろ寝てるんだろ?前も言ったけどさ、他の家、見てみろよ。夫婦で働いてるだろ?」
って言ってきたんだよ。
いやいや、療育は手続きから通所まで全部私が対応してる。
食事は?お風呂は?洗濯は?子どもの世話は?幼稚園・小学校の行事は??
これも全部私だろ。
働いているお母さんの家は、祖父母が助けに来てる。
旦那さんが保育園の送迎頑張っている。
あなたの両親、相談しても手伝わなかったでしょ?無理だろ。
何よりもストレスなのがお金について。
私が退職し、千葉での生活が始まってから、一度も給与明細・通帳残高教えてくれないし、見せてくれない。
生活費の目途がつかないと言ったら
「俺が稼いだ金だろ?なんで俺の物見せなきゃいけないんだ?」
「私が退職した今、これは夫婦共有財産でしょ?」
「だから、共有なんだから俺のもんだろ?!」
この人、「共有」って言葉を知らないんだなって思って衝撃を受けた。
私の貯金から出した分を請求すれば大きなため息をついて
「なんでこんなに金使ってんだよ?」
頭おかしいのかな。
あんまり頭に来たから、第三者の意見を聞こうと母に電話。
「まあ、うちは違うけど、そういう旦那さんも世にいるよな」
そうなのか、うちの夫以外にもポンコツがいると分かり若干の安心感を抱く。
「ただ、あんた、今の状況で働くのは無理だ。どう考えても双子の体の弱さと療育考えたとき、働くことはあり得ない。と私の世代は考える。
〇〇さんいるでしょ?(3兄弟、長男次男が双子。御年70才のご近所さん)聞いてみたのよ。あんたが旦那に働けって言われてるんだけどどう思う?って。そしてら、何言ってんのよ。今はどう考えても夫婦二人だけでは無理よって、やっぱり言ってたよ」
母よりも先輩の方が言うのだ。70才だが、つい昨年までガッツリフルタイムで働いていた方だから意外で驚いた。
「お金がさ、足りないんだから、義父に言えばいいよ。うちはね、4年間人手もお金も援助してきたよ」
絶対泣き虫悲劇のヒロイン気取り義母が登場すると思い、それは嫌だった。
しかし、生活費が無いのは困る。
夫の実家を出てから一度も連絡してなかった義父に電話をした。
無視されるかな?と思いきや、ワンコールで出られて焦る。
夫がお金の管理をしていて、管理したいのならそれはそれでいいのだが、何も見せてくれない。
自分の貯金を崩して生活している、そろそろ尽きるので困っている。
療育通いの双子との生活を夫は受け入れられないでいる。別居からの離婚を検討中、裁判所に調停に行きたいが、夫が全然動いてくれず困っている。
など伝え、夫は先日実家へ呼び出された。
残念過ぎる義母も同席。
帰宅後、話を聞くとなんか逆切れしてきた。
「お互い嫌いあってるんだから、どうだっていいだろ?!」
「へえ~私があなたの両親嫌いなの認めるけど、あなたの両親が私を嫌いなのは初耳でビックリ。嫌われるようなことしたのあっちが先だけどね。
こうしてあなたに気を使いながら生きるの疲れた。何よりも子どもが気の毒」
と大声で反撃したら黙って部屋にこもった。
もうこうなると貝になる人だから無理。
今まで我慢してためていたから体がおかしくなったんだ。
心底腹立つやり取りだったのに、なぜかすっきりした自分がいた。
これからは声に出そうと思った。
転勤の見積もりだって何もやらず、結局私から声をかけて私がやることになった。
何階に住む、など決まっていないと見積もり取ってくれないところが多く、その話をしたら
「わかんねえって言ってるだろ!!」
「いや、3月に同じく引っ越す誰誰さん、もうフロアもわかってるけど?」
って言ってやったわ。お前の確認不足なんだよ!
「明日調べてくるからいいだろそれで!!」
双子が心配そうに見てた。かわいそうだ。
「そんなに声を荒げるのなら、自分でやってちょうだいよ。何様のつもりですか~?!」
そんなことを言っていると三男が
「パパクソだね~。クソパパ~。三男ちゃんは、ママとお風呂に入ります」
と言いながら服を脱ぎだした。
あ~多分私が、「クソだな」とか言ってたんだと思う。
気を付けないといけない。クソだと思っても口に出してはいけない単語だ。
子どもがいないときの独り言にしないと。
こんな状況で一緒に転勤する意味がそもそも分からない。
でも、無職の現在、別居は無理だ。
今年1年かけて地元での再就職を目指し、情けないけど仕事が落ち着くまでの間は再び実家に助けてもらいながら生きていくしかない。
義両親、秋田に帰ることになったら2年くらいは家賃援助してもいいと話していたらしい。
2年の援助でトントンなるとでも思ってんのか?なめてんのかな?
それで援助してやってんだから、みたいな態度で来られると思うとぞっとする。
頼らなくてもいいように早く自立しないと。
本当に結婚前に色々と見抜けなかった自分を心の底から呪ってる。