検査日の2日後、病院へ検査結果を聞きに行った。
今回実施の検査は、『新版K式発達検査2020』というもの。
まずは相談事項の多い三男から。
姿勢・運動領域 発達年齢:2歳0か月
認知・適応領域 発達年齢:2歳6か月
言語・社会領域 発達年齢:2歳0か月
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全体 発達年齢:2歳3か月
言葉の理解やコミュニケーション面は1歳9か月から2歳9か月の範囲で、苦手の多きい様子が見受けられるとのこと。
検査当日機嫌が悪かった次男は
姿勢・運動領域 発達年齢:2歳5か月
認知・適応領域 発達年齢:2歳4か月
言語・社会領域 発達年齢:2歳0か月
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全体 発達年齢:2歳2か月
言葉の理解やコミュニケーション面は1歳9か月から2歳6か月の範囲で、苦手の多きい様子が見受けられるとのこと。
先生によると2人の差は、もはや誤差。
2人とも2歳になったばかりだと思ってくださいと言われました。
思っていた以上にまだ幼かったんだな、と思うと今までの双子の言動に納得いくものがあった。
幼稚園に通い、みんなから様々な刺激を受けることは大変いいことだ。という先生の話しを聞き、このまま長男と同じ幼稚園に通う方向性で良かったんだなと一安心。
「これくらいの時期から、ことばの教室に通うと、グンと伸びたりするんですよ。
通ってみることをお勧めします」
ことばの教室は我が家からは遠く、ドライビングテクニックも求められる場所らしいが、初心者マークの私が頑張って連れて行くしかない。
こちらの準備も進めなきゃなと思った。
日々の生活で今困っていることや気になることを聞かれ、
激しすぎる偏食(白米・食パンしか食べてくれない)
そもそも、食事中座っていることができない。
空間認知が苦手なのか、とにかくぶつかる、転ぶ、突撃する。
ダメなこと、危険なことをどんなに注意してもニコニコして怒られていると分からない。
思うようにいかないと泣き続けて何をしても泣き止まず、私が参ってしまう。
などなど、ここだけ聞けば「それって母親のあなたがちゃんと教えないからでしょ?」と言われることばかり。
でもね、これ本当に何度教えても、教え方を変えてもダメで困っていた。
先生からアドバイスを頂き、現在は家と幼稚園にも協力していただき実践中。
前より座れるようになり(他の子に比べれば落ち着きないが)、ごはんも相変わらず偏食気味だけど、1口ずつは食べさせる。
家の危険個所の見直しや、走らないような工夫をしてもぶつかることがあったり…。
泣き始めると気分転換をさせたり、それでも泣き続ける場合は一人にしてあげる。
最近は、本棚とテレビの間の隙間に入ると顔を隠して小さくなり、落ち着いたら自分で出てくるようになった。
これ、両親同居だからできることであって、千葉でワンオペだったら私は間違いなく発狂していた。
同じような子を持つ家族、ワンオペのお母さん・お父さん、もしくは夫婦で本当に本当に頑張っててすごいなって思う。そして羨ましいなって思う。
今回、この検査結果だけは夫にも聞いて欲しいと思い、仕事を調整してもらい一緒に病院へ行った。
先生の話を聞いて、今後夫が自分のこと以上に子どもに思いが向くことを願っているけど、どうだろうな。
病院からの帰り道、夫に「どう思う?」って聞いてみた。
「アインシュタインも発達障がいだったっていうじゃん?けど、彼は、あんなにすごい功績残したわけだし。考えすぎだよ。
まあ、ことばの教室行けばいいんじゃないの?」
もう私、開いた口がふさがらなかった。
そういうところだよ、そういうところが理解できずに私は千葉の家を出たんだよ。
千葉にいる夫は、幼稚園の先生へ検査結果を伝える面談も、ことばの教室に通うのも、3か月おきの病院での検診も、何も関わることないもんね。
寄り添おうとしないあんたも悪い。と両親によく怒られる。
だけど、どうやってこの夫に寄り添えばいいんだ。
帰宅後しばらく浮かない顔をした私に、母の堪忍袋の緒が切れた。
検査結果でへこんでいるのではなく、夫のコメントにげんなりしていると伝え、アインシュタインの経緯を話すと一言だけ、
「アインシュタインのお母さんは、とんでもなく大変だったでしょうね」
なんだかとっても疲れた1日だった。
でも、双子のためにすべきことが見えた1日で、頑張ろうと思えた。