「GOSICKs」 桜庭一樹 角川文庫
『1924年、春。ヨーロッパの小国ソヴュールに、
極東から留学してきた久城一弥である。
不慣れな環境、言葉の壁、
クラスメートの間で囁かれる不吉な言い伝え
〈春やってくる旅人が死をもたらす〉…
そして噂どおり起きてしまった殺人事件。
容疑者として絶体絶命の危機に陥った一弥に
気まぐれな救いの手をさしのべたのは、
図書館塔に籠る謎の少女だった―。
世界を変える出会いの瞬間を描く、名作ミステリ外伝短編集。』
「GOSICKs Ⅱ」 桜庭一樹
『まぶしい日射し、あふれる緑、静寂に満ちた、
聖マルグリット学園―極東からの留学生・九城一弥と
智恵の泉を持つ少女、ヴィクトリカは初めての夏休みを迎えた。
大図書館で、庭園で、芝生で、謎を解き、
世界を語る2人の距離は少しずつ近づいてゆく。
やがて訪れる大きな嵐の予感すら、
この輝きを曇らせはしないのだ―。
人気ミステテリシリーズの名探偵コンビ、
つかの間の安らかな日日を描いた外伝短編集』
「GOSICKs Ⅲ」 桜庭一樹
『闇の修道院を脱出し、暴走する殺人列車から逃れ、
懐かしい学園に戻ったヴィクトリカと一弥に、
つかの間の安らかな日々が訪れた。季節は、秋。
2人がひもとくのは、あざやかな花々と、
歴史のうねりに負けず懸命に生きた人々の物語。
次なる嵐の予感をはらみつつも、今、このとき、
世界は確かに美しい―静かに、
ひそかに深まっていゆく名探偵コンビの絆―
直木賞作家がおくる大人気ミステリシリーズ、
珠玉の外伝連作集。』
本作に比べて謎解きはあまり面白くなかったが
2人の中がだんだん近づいて行くのが良く分かった。