講談社文庫 2004年発行
『末期ガンに冒された男が、
病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。
そこには八年前、
息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。
そして十二年後、
かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。
その犯行はコンピューターによって制御された、
前代未聞の完全犯罪が幕を開ける。
第十回吉川英冶文学新人賞受賞作!』
次の展開がどうなるのか気になり
あっという間に読んでしまいました
1988年に徳間書店から刊行されているので
今ではなじみのパソコンですが
当時は斬新なアイデアだったのではないかと思います
誘拐にお金ではなく金の延べ棒を用意させ
見事に成功したが
十二年後に当時の人々を巻き込み
新たな誘拐事件が起こる
この方法だと結構誘い出すのは
簡単に出来そうですが
1ヶ月の間には色々ありそうで
疑問に思ってしまいますが
本を参考に犯罪が起こらないように
無理な設定がなされていると
解説に書いてありました(*^▽^*)
しかし時差があるといえ
朝の5時15分に電話を
掛けるのは違和感があります
名探偵が居たら不審に思うでしょう
決定的なのは視界が20mもない
雪山での状況は不自然すぎましたね
だから99%なのかななんて思ったりします