「感染」 仙川 環 | ブラックホール・フィールド


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「感染」仙川 環


小学館文庫 2005年発行


『ウイルス研究医、中沢葉月は、ある晩、

未来を嘱望されている外科医の夫・啓介と

前妻との間の子が誘拐されという連絡を受ける。

幼子は焼死体で発見されるという最悪の事件となったにもかかわらず、

啓介は女からの呼び出しに出かけていったきり音信不通。

痛みと戸惑う気持ちで夫の行方を捜すうち、

彼女は連続する幼児誘拐殺人事件の意外な共通点と、

医学界を揺るがす危険な策謀に辿り着く。

医学ジャーナリストが描く、

迫真の医療サスペンス!

第一回小学館文庫小説賞受賞作。』



医学用語が沢山出てきて読みにくいかと思ったが

そんなに難しい言葉は出てこなくってスムーズに読めました


夫の態度がおかしい事に悩む葉月が

前妻の子供が誘拐され事件に巻き込まれて行くなか

葬式の後、夫と連絡がとれなくなり必死に行方を

捜すうちに新たな疑惑が明らかになってゆくという

スピーディな展開で面白かったです、

臓器移植という難しいテーマがあり

如何にかならないのかと啓介の気持がよくわかりました、


デビュー作なので少し荒いところがあるように

感じましたが第二弾「転生」も読んでみたくなりました。


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