
和というものは常、
美しさの象徴として捉えられる。
どこが美しいのか。
どうして美しいのか。
そのように問うと
"趣"や"風情"というように、
抽象的でありながらも、
説得力のある言葉で溢れてくる。
そこでいつも、
抽象的に留めてしまいがちな和。
しかしながらその和にも、
ひとつひとつに計算があるようで。
重要な要素だけを絞り込んだ、
究極の質素感。
日本庭園にみる、
枯山水の比率と構成。

生き急ぐと自身を見つめることはできない。
なるほど、自身を写し出すことができるのは、
確かに穏やかな水面だけである。