
例えば生活の拠点というものも、
5ヶ月も経過してしまえば。
その5ヶ月前に拠点であった場所は、
懐かしいものになる。
そう、例え何年住んでいても。
過去に何度か拠点を写し、
これからも環境は変わり続ける。
その度に新しい環境に馴染み、
そして古巣や故郷を懐かしむ。
その繰り返しだ。
ある若い青年はつぶやいた。
「古来、日本人は城を守ってきた。
そして、そのために故郷へもどるのだ。」と。

今、私たちの城は故郷にはあるべきでない。
城という大事な誇りは、胸だけでいい。
一番大事なものが常に自分の胸にあれば、
何時何時、自分の本領を発揮できるのだから。
今は、それでいい。