モノクロによる表現の美しさについては、
写真でも映像でも同じようなものです。
色彩ではなく、光と影から画を感じとれますので。
モノクロは質素であり、そして静寂。
心に深く染み込んでいく様子は
真っ白な半紙に墨汁が滲んでいくようです。
写真と映像の魅力は
それぞれまた異なるよさを引き立たせます。
写真は、動じず、永遠に、静寂で時に壮大。
映像は流動の中に、生命と魂があり、時に豹変する。
同じ被写体であっても
静的か動的かで、視覚的な表現を泳がす。

福島の子どもたちと睦月の結晶。
福島は今、地球と一緒にまわっている。
宇宙をさんぽしているように。
睦月の結晶たちが眺めるものは
いつだって小さなランドセルだった。