はじめに

 

今回は、ゲーミングPCを自作する際に必要な知識を紹介します。

全ては紹介できませんが、必須知識をまとめましたにっこり

参考にしていただけたらありがたいです。

 必須な知識

PCを自作する以外にも、何をするにもある程度の知識は必要かと思います。

あまり、PCのことを分かっていない人が自作しようとすると失敗します。

作りたいと思っている方は、ある程度勉強してから自作することをお勧めします。

①CPU選び

CPUは、IntelとAMDの2つのメーカーが大手です。

この2つのメーカーのCPUは、大手メーカーのマザーボードに対応しているので、絶対に大手CPUメーカーを購入することをおすすめします。

 

CPUは、ソケット形状や世代があります。

・ソケット形状

 LGA(Land Grid Array)という形状が主流です。

 LGA1700や、AM5などといったCPUの規格と一致するマザーボードを購入する必要があります。

・世代

 世代によって、性能が変わります。

 もちろん、世代が新しい程性能が高いです。

 世代によって、CPUのソケット形状が異なります。

・シリーズ

 AMDは、Ryzen3、5、7、9が一般的に使われています。

 Intelは、Core i3、i5、i7、i9が一般的に使われています。

 それぞれ、どちらも数字が大きいほど性能が高いです。

・Intel ○付き

 Intelは、K付きやF付きなど様々な種類があります。

 例:Intel Core i9-13900KFなど

 

 ※以下では、デスクトップ向けCPUのみ紹介します。 モバイル向けは記載されていません。

 ・アルファベットなし

  通常盤 内臓グラフィックあり

 ・X

  倍率ロックフリー

 ・K

  倍率ロックフリー

 ・F

  内蔵GPUなしのモデル

  グラフィックボードが必須

 ・KF

  倍率ロックフリー・内蔵GPUなし

  グラフィックボードが必須

 ・KS

  倍率ロックフリー・動作クロックアップ

 

②グラフィックボード選び

グラフィックボードは、IntelとAMDとNVIDIAの3つのメーカーが大手です。

こちらも、シリーズがあります。

・Intel Arcシリーズ

・AMD RXシリーズ

・NVIDIA GeForce RTXシリーズ(GeForce上位モデル)

・NVIDIA GeForce GTXシリーズ(GeForce下位モデル)

以上の4つがメジャーです。

また世代もあり、世代が新しい程性能が良いです。

CPU同様オーバークロックに対応しているモデルを使用することで、性能が向上します。

 

注意!

グラフィックボードを搭載しているPCでは、マザーボードではなくグラフィックボードにHDMIやDPを挿しましょう。

(GPU非搭載モデルのCPUでは、マザーボードに挿しても何も映りません。また、GPU搭載版のCPUでも、PC本来の性能が出ないため、グラボが搭載されている意味がなくなってしまいます。)

初心者によくありがちなミスなので気を付けましょう!!

 

マザーボード選び

マザーボードは、様々なメーカーが販売していますがそれぞれ性能が違うため自分に合ったマザーボードを選びましょう!

・メモリスロット数

 メモリが何本挿せるかスロット数で決まります。

 あとからメモリが足りなくなった場合に追加も可能ですので、4スロットがおすすめです。

・M.2スロット数

 M.2も同様追加もできるため、ある程度スロット数があるマザーボードを選びましょう!

・CPUソケット

 CPUに合ったソケットのものを選びましょう!

 CPUと合わないものでは動きません。

・PCIE本数

 PCIE 16xとPCIE 1xのみあれば基本大丈夫です。

 PCIE 16xはマザーボード

 PCIE 1xではその他USBポート拡張等を取り付けるのがおすすめです。

・Wi-Fi(無線LAN)・Bluetoothの有無

 無線LANが必要な場合は、無線LAN・Bluetooth搭載品を選ぶと良いでしょう。

 M.2で自分で取り付けるタイプ等もあります。(取付できない方は内蔵が良いと思います。)

・冷却

 しっかりヒートシンクが搭載されているマザーボードを使用することで、高い性能を出すことができます。

・一体型I/Oバックパネル

 パネルがずれてしまうことがあり、マザーボードの取り付けが大変な方は、一体型が良いと思います。

 良いマザーボードは大体一体型です。

・USBポート

 USBが必要数搭載されているマザーボードを選びましょう!

 また、USBにも規格があるためUSB等で大量のデータ転送をするような方は、良い規格のUSBポートを用意することをお勧めします。

 

メモリ選び

メモリも規格があります。

最近では、DDR4・DDR5が一般的に使われています。

また、Hzはスピードを示していて、マザーボードやCPUに対応している最高速度のメモリを使うと環境が整います。

最近一般的に販売されているDDR5メモリは、最新規格でDDR4から移行されつつあります。

最新のCPUは、DDR5のみ対応といったものがほとんどですのでDDR4は数年で使われなくなるでしょう。

長くPCを使いたい人は最新規格を導入するのが良いかもしれません。

 

M.2選び

M.2にもPCIE規格があります。

マザーボードに合った規格のものを選びましょう!

また、ゲームをインストールする数によって必要な容量は変わってきます。

その他にも画面録画をするような人は2TB程度あると良いかと思います。

足りなくなったら追加しましょう!

挿すだけでは使えなく、容量の追加にも手順があるのでよく調べてください。

 

CPUクーラー選び

CPUクーラーは、空冷・水冷の2種類があります。

水冷の方が冷却性能が高く、ゲーミングPCには向いていますが、ラジエーターのサイズがケースにしっかり合うか確認してから購入しましょう!

※空冷は、水を使わないクーラー。

 水冷は、水を使うクーラーです。

基本メーカーは問いませんが、RGB搭載・非搭載や、音を調べて購入すると良いでしょう。

 

ケース選び

ケースは、マザーボードサイズ・マザーボードサイズ・ラジエーターサイズ・CPUクーラーサイズ・ケースファンサイズ、搭載可能個数等をよく調べて購入しましょう!

また、SATAを使用する際は、サイズ・スロット数なども制限があります。

ケースのUSBポート等もしっかり選んで購入すると良いでしょう!

RGBパーツを使用するPCの場合は、クリアパネルのケースをお勧めします。

 

ケースファン

ケース内は、CPUやグラボの発熱で非常に熱くなります。

冷却をしないとPCが落ちたり、故障したり、しっかりとした性能が発揮できないなどもよくない点があります。

しっかり冷却するために、ケース内の熱を逃がす必要があります。

そのため、ケースファンが必要になります。

余裕をもって冷却できるケースファンの個数を確保することが良いでしょう。

 

電源ユニット

電源ユニットは、PCの消費電力をもとに計算して選びます。

CPUやグラフィックボードの消費電力を調べ、余裕を持った電源を購入しましょう!

また、RGB搭載の電源もあるためRGBPCを作る場合におすすめです。

80Plus認証という規格があり、ランクが高いものは電源の変換効率が高いものになります。

変換効率が高いものを選ぶことをお勧めします。

 

モニター

モニターは、Hz重要になります。

240Hzモニターは240fpsまで出るようになり、一番一般的なモニターになります。

また、NVIDIA G-Syncや、AMD FreeSyncなどの搭載されているモニターを選ぶことをお勧めします。

(グラフィックボードと同じメーカーのSyncを選ぶと良いです。)

 

  PCは、組み立てるだけでは使えない!?

PCは、組み立てれば使えると思っている方もいると思います。

実際にメーカーPCは最初からOSが入っているので自作も同じようにすぐ使えると思っている人も多いと感じます。

 

OSをインストールする。

PCを使えるようにするには、OSをインストールする必要があります。

今回は、Windowsのインストール手順をご紹介します。

インストールUSBまたは、DVDを作成します。

↑複雑なため、今回は紹介できませんので検索してください。

※USBを購入することもできます。(↓)

Amazon:Amazon.co.jp: Windows 11 Home 日本語版 : PCソフト

USBを差し込み、電源を入れることでインストールできます。

 

ライセンス認証する

Windowsは、ライセンス認証する必要があります。

Windows のライセンス認証を行う - Microsoft サポート

こちらをご参考ください。

ライセンスの認証状況は、設定等で確認できます。

ライセンス認証されている場合は、上記画像のように「アクティブ」と表示されます。

(上記写真は、私のMicrosoft Surfaceのものです。)

 

 PCの電源が入らない!?

PCの電源が入らない不具合がよくありがちです。

以下のことを試してみたら不具合が解消されるかもしれません。

・BIOSの書き換え

 マザーボードメーカーのホームページにBIOSデータがアップロードされているためUSBに書き込み、BIOSを書き換えましょう

・メモリの抜き差し

 意外ですが、これで解消されることも結構あります。

 接点復活材を使うこともお勧めします。

・電源ユニット配線の確認

 配線ミスがあるかもしれないので、よく確認しましょう!

・CPUの確認

 CPU接点に異常があると電源が入りません。

 接点復活材できれいにしましょう!

・映像出力配線の確認

 グラフィックボードにHDMI・DP等が接続されているか(マザーボードに接続されていないか)確認する

 

実際にこのような動作で不具合が解消した方が多数います。

皆さんも不具合が起こった時の対処法として覚えておきましょう!

 

最後に

今回が初の長編ブログでした。

長くて投稿までに時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。

4000文字オーバーということで、非常に大変でしたが皆さんの役に立てるブログとなっていただけたら嬉しいです。

X(Twitter)のフォロワー様が、着実に増えています。皆様ありがとうございます。

ブログ投稿のお知らせ等頻繁にポストしていますので、ぜひフォローしていない方はフォローよろしくお願いします!