写真撮影講座ブログ -21ページ目

写真撮影講座ブログ

もっと自由に、もっと自分らしく。
写真の撮影は楽しくありたい。
カメラの基礎や、撮影のことも
もっと知りたい。。
プロのカメラマンだから判る、
本当に必要な撮影技法があります。
【究極の撮影技法】を無料で公開。
写真の初心者の方を対象にしてます。

ブライダルのカメラマン。
最近は、本当に女性の活躍が目覚ましです。。

少し前までは、ほぼ男性でした。

お客様の要望もあり、女性のカメラマンが増えてきました。

統計などどこにもありませんが、イメージでは男:女 6:4

こんな感じではないでしょうか?

女性にも出来るなら、体力的にも楽かと言えば、
これはまったく違いますねー!

女性カメラマンの皆さんは、男性に負けない程タフな方が多いです。


今回はその体力のお話です。

挙式の約2時間前には、現場に入ります。

例えば、11時挙式なら、9時入りですね。
絶対に遅刻は出来ないので、余裕を持って家を出ます。

交通の便にもよりますが、7時から8時には家を出ることになります。
披露宴は12時から始まります。約2時間30分程ですね。

10時頃から3時頃までの5時間は、カメラを2台持ったまま走り周ってます。
夏場は、汗でスーツが塩で白くなるほど。。

これは男性でもキツイですよ!
ノドは乾くし、お腹は減るし、目の前では宴会の料理が並ぶし。。

撮影が終わるまでは、緊張感が続いているのであまり疲れも感じませんが、
帰路に付く頃には、疲れ果てています。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

それでも続けるのは、他にはないやりがいを感じるからですね!

「幸せの瞬間」を共有し、作品として残ります。。

仕事なので、大変ではありますが、辞められない理由ですね。


このブライダル撮影も、かれこれ20年になりました。

人数にして約1000組程でしょうか?

流した汗の結晶は1000冊のアルバムになっています。


ブライダルカメラマンを目指す場合、健康と体力は必要なのはこんな理由です。

カメラを覚えるのも大切ですが、まずは体力アップかな?


ブライダルで撮影しているカメラマンを見たことがありますか?

撮影しているとこを見ると、ストロボを上に向けて撮影してませんでしたか?

ご存知の方も多いと思いますが、「バウンス撮影」と言うストロボワークです。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

ストロボを被写体(新郎・新婦)に向けて発光させる撮影を「直炊き」って言います。

バウンスか直炊きは、撮影場所によっても使い方は違います。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

※右側がバウンスの状態。左側が直炊きの状態です。


例えば、天井が物凄く高い場合。天井の色が白以外の場合。こんな場合はバウンス撮影は、

あまり有効ではありません。

バウンス撮影とは、天井などに光を反射させて撮影する。間接光によります。

こんな場合にバウンス撮影のような効果を出すものが、デュフューザーと呼ばれるものです。

デュフューザーは、ストロボに装着して使うものです。

市販されているものでは、いろいろのタイプがあります。

ブライダルカメラマンがよく使っているのがオムニバウンスです。
こんなタイプです。


$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

※右側がオムニバウンス装着状態。左側が自作のバウンサー装着状態。


オムニバウンスは、かさ張らないし、簡単に装着出来るのが特徴です。

私もこのオムニバウンスも使いますが、自作のバウンサーをよく使ってます。

これはストロボにマジックテープで固定して使います。

参考までに、作り方と画像をアップしておきます。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

ストロボにマジックテープを付けます。(100均で打ってます)

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

これは、ビデオテープのケースを切ったものに、もう一方のマジックテープを貼ったもの
ビデオのケースは、軟質で割れないので重宝します。。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

装着したとこです。この場合はヨコ位置の撮影ですね。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

タテ位置はこんな感じになります。イメージ出来ますか?

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

バウンサーを使わない場合は、ストロボについているミニパネルを引っ張り出して使います。


バウンス撮影した写真は、背景に被写体の影も出ません。

何より、自然な感じで撮影出来ます。

市販のタイプもいいですが、自作も簡単なのでオススメですね!

もし、ブライダルカメラマンの撮影を見ることがあれば、こんなとこに注目するのも

案外興味持てます。

今回はストロボのバウンサーのお話でした。

ブライダルの撮影で使うカメラについては、何度か書きましたが、

圧倒的にCanonが多数派です。もちろんNIKONを使ってられる方もいらっしゃいます。

明確な理由は判りませんが、昔から報道系のNIKON。広告系のCanon。

そんな風潮のせいかもしれません。。


今回はそんなデジタル一眼レフカメラの進化について、少し書いてみます。

少し前までは、やれ何万画素という、高画素の進化がありました。

高画素化もこれ以上は、あまり進まないと思っています。

看板にするなど、特殊な用途以外はそこまでの高画素は必要ないですからね。。

一般的にプリントすると言っても、A4ぐらいでうからね。。

それでは、何が進化しているのか??

「デジタルならではの使いやすさ」

これに尽きるのではないでしょうか?

まずはISO感度が恐ろしく高感度になってきました。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

この写真はISO400で撮影したものです。(以下シャッタースピードは60、絞りはF4)
もちろんストロブは使っていません。。

次にISO16000まで上げてみました。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

実用レベルでここまで写ります。

同じ場所で撮影したものはコチラです。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

どうでしょうか?

もちろん、表現方法によって全てが良いと言う訳ではありません。

今回は普段のブライダル撮影では使わない高感度のテストとしてです。

また、コンパクトデジカメでもありますが、HDRを試してみました。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!
$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!
※HORの絵画調設定

写真的はどうかって思いますが、また違ったイメージを作れますね。。

実際にHDRを使うのであれば「ナチュラル」がいいと思います。

最後に多重撮影です。


$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!
$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

これも多重撮影で作ってみました。
元はこんな画像です。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!
$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

こんな写真を作る場合は、今までは画像を切抜き合成するしかありませんでした。

それがデジカメなら、その場で簡単に出来てしまいます。

これも多重撮影のサンプルです。

$ブライダルフォトグラファーでサブビジネスのススメ!

光る降る小樽運河。。そんなイメージで作ってみました。

これらはデジタルならではの写真と言えますね!

目に見えて新化してるのはこんな感じです。

これ以外にも、「なるほど。。」的な新化は沢山あります。

また、機会があれば紹介したいと思います。

撮影地:北海道の小樽、札幌
使用機材:EOS 5D Mark3