前回ADAのNAウォーターのセットに関する所まで書き記しました。
今回はセットと課題についてになります。
まずフィルターのセット。
デフォルトではコットンフィルターとカーボンフィルターが既に中に納まってます。
これを差し替えなければなりません。
フィルターハウジングにはINとOUTがあり、IN側にコットンフィルター、OUT側にカーボンフィルターが付いてます。

これをIN側にカーボンフィルター、OUT側にカチオンフィルターをセットし直します。
付属のレンチを使って緩めるのですが、なかなか固い
これ女性はキツいのでは
フィルターの差し替えが終わったらホースをバンドで固定します。
これで準備は完了
水道と繋いだらいきなり水槽には入れないように。
通水させてフィルターの不純物を流さないとなりません。
実際、茶色い水が一瞬出てきました
さてこっからが問題。
水道蛇口→ホース→フィルター→ホース→ノズル→水槽。
こんな流れになるのですが、いくつか問題が。
メーカーは禁止事項にしているので真似される方は自己責任でお願いします。
まずはセットの流れ。
①蛇口にワンタッチジョイントを付ける
②ワンタッチジョイントに耐圧ホースを噛ます
③ワンタッチジョイントの耐圧ホースに二又コック付きジョイントを噛ます
④二又ジョイントに耐圧ホースを付けフィルターIN側へ
⑤フィルターOUT側から耐圧ホースorホースリール(ここにもワンタッチジョイントを付けると便利かも)
⑥シャワーノズルを付ける

問題は水温。
銭湯などによくあるメモリがついたシャワーがありますよね?
メモリを回して温度を調整するタイプ。
あれなら訳なさそうですが、一般家庭にある給湯は温水と冷水のコックが別々になっていて、水は水、お湯は給湯器の設定温度の水が出る仕組みですよね。
これだと25℃~28℃の水を作るのは至難の業です。
じゃあお湯と水も出して割れば?
と思いますが、問題点があります。
あくまで冬季の話。
・給湯器の最低設定温度は35℃~37℃
・水の流量が少ないとボイラーは停止する
以上を踏まえると、給湯37℃の水に冷水を合わせて27℃の水を出そうとすると相当な量の水が必要。
水の勢いが強く温度が高い場合にお湯を絞るとボイラー停止、逆にもっと冷水を出さないといけない。
温度が低い場合、ほぼないと思います。
ボイラーが停止している場合、ボイラーが着いたら逆に温度が高くなってしまいそう。
つまり微調整が難しいし水の消費が激しい。
二又ジョイントにしたのは一方はフィルター、もう一方はフィルターを通さず水温チェックのための捨て水口にしたかったため。
温度が調整出来たら二又のコックを切り替えれば温度が調整された水をワンタッチでフィルターに通せるから。
と思っていたが捨て水口の流量と、フィルター流量が釣り合わずコックを切り替えるとボイラーが停止した。
まさに無駄な機構に..。
結局捨て水口のコック全開で温度を合わせてから捨て水口を全閉、のちフィルター側を全開の案は失敗。
なので捨て水口全閉で温度を合わせ半開以上で保持、フィルター側を全開にして全体の流量を変化させないようにして、ようやく完成した。
このようにすると、どちらのコックの流量も変わらないと思うかもしれませんが、フィルター側は抵抗が掛かるので水は抵抗の少ない捨て水側へ集中して流れる模様。
変に捨て水側を絞るとボイラー止まる

結果、シャワーノズルから出る量は少なく捨て水が多くなる。
RO水じゃねんだぞ

これ考えるとフィルター通した冷水をバケツに汲んでヒーター加熱の方が楽だし経済的。
水槽へそのまま注水は夏季限定のようです。
どちらにしても水質改善とバケツ運びは少なくなるので良しとしよう。
先ほど、このシステムでなんとか水替えしてみました。
ネオンテトラの発色が良くなったように感じる。