■河川愛護会 第35回活動報告
9月28日午前9時より、今年度2回目、通算35回目の佐鳴湖公園小薮地区河川愛護活動を行いました。
今回の参加者は16名。
今回は、草刈、セイタカアワダチソウの除去、湿地の拡張、ごみ拾いなどを行いました。
今年はなんだか雑草の生育が良いようで、道路沿いや中央分離帯のいたるところで繁茂しているのを目にした気がします。
佐鳴湖畔も同様に草が覆い茂っていましたので、刈払い機で雑草の刈り取りを行いました。
セイタカアワダチソウは北米原産の帰化植物で、かつてはアレルギーを起こす植物として騒がれていましたが、花粉が空中を漂うタイプではないため、今ではアレルギーの原因にはならないとされています。
セイタカアワダチソウにすると風評被害みたいな感じですが・・・。
とはいっても、在来の植物の育成を阻害することから、要注意外来生物に指定されています。
背丈を超えるほどの高さですが、意外と簡単に抜き取ることができます。
抜き取り作業中に、何やら根元がザワついたのでよく見ると・・・
直径15cmほどのアシナガバチの巣がありました。
背中の模様からすると、セグロアシナガバチだと思います。
茂みの奥深くの巣なので、そっとしておきました。
休憩をはさんで、後半は湿地の水通しをよくするための拡張作業を進めます。
湿地の中には、メダカやカニ、ドジョウなどが生育しています。
今回拾ったゴミ。
作業前
作業後
作業を終えて片付け。
皆さんお疲れ様でした。
次回は、11月16日を予定しております。
以上河川愛護会第35回目活動報告でした。
おまけの写真:虫が苦手な方はスルーしてください。
ナガコガネグモ
木道の下にいたカニ
遠目でよくわからないのですが、クロベンケイガニかな。
コバネイナゴ
見えにくいですが、つがいです。(奥にオスが隠れています。)
要注意外来生物のアメリカザリガニ
以前は、小学校の教材にも登場していましたが、現在では「できるかぎり使用しない」とされているようです。
筆者の世代では、教室で飼育される定番生物の一員というイメージですが、今はどうでしょうかね。
単に駆除するといっても、このくらいの生物になるとちょっと抵抗もありますので、責任をもって飼うとか、他の動物などの餌にするとかの具体的な方法があればよいのですが・・・。
詳しくは
国立環境研究所>侵入生物データベース
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/70320.html
ニホンカナヘビ
クビキリギス(幼虫)
中部綜合コンサルタント河川愛護会事務局