■磐田市植樹祭@竜洋海洋公園防潮堤
2月18日9時より磐田市植樹祭が「竜洋海洋公園」でありました。
植える場所は防潮堤の公園側(陸側)で、勾配が1:6(水平距離6mで高さが1m上がる勾配、約17%)と緩いです。竜洋海洋公園や防潮堤の計画のお手伝いをしていることもあり、当社から4名が参加しました。主催者発表によりますと、参加者はなんと全体で1,200名でした。
この防潮堤整備の概要について簡単に紹介。
磐田市の海岸総延長11kmにわたり、レベル2地震の最高津波高12mにせり上がりを考慮した高さである海抜14mの防潮堤を整備します。
整備の完了目標は、2034年とのことですから、完成までにはまだまだ長い年月を要しますね。
レベル2地震動とは、発生しうる最大規模の地震で、発生オーダーは1000年単位といわれているので、発生確率は相当低いですが、東日本大震災の経験もありますので、もし発生したら・・・という不安はこの地域に暮らす方々にとっては大きなものだと思います。この防潮堤の整備により、地域の方々の不安は小さくなるでしょうし、防災意識を高めて繋いでいく存在になるのだろうと思います。
今回植樹祭の会場になった竜洋海洋公園は、太田川河口右岸と並び、先行して工事が進められていた工区であり、防潮堤整備事業の進捗を市民の方々と共有する良い機会にもなったと思いました。
多くの方々が受付を済ませ、開会式会場に集まってきました。
写真左の小高い丘が防潮堤。写真下の影は、掛塚灯台の影です。
予め、植樹用の苗が並べられており、参加者は苗を立てて、肥料と土を埋め戻す作業を行います。用意されていた苗は、マツクイムシに強い抵抗性クロマツを中心にトベラ、シャリンバイ、タブノキ、マサキでした。
綺麗に並んだクロマツの苗
海辺沿いの厳しい環境ですが、これらの苗が、育って大きな緑になると良いですね。
以上 総務部Tamiでした。