■三方原防風林緑地
平成19年度に設計をした三方原防風林緑地地区が少しずつできてきました。
場所は通称テクノロード(満州街道)の三方原開発農協や肉市場の南側です。
計画した場所は、防風林の西側の庇陰地(ひいんち)という、
防風林の西側に沿った幅20mほどの区域です。
庇陰地とは、防風林に当たる風の影響で作物等の耕作に適ささないため、
更地として残してある土地のことをいいます。
このような庇陰地ですので樹木は少なめですが、散策路が整備され、
明るいウォーキングコースになると思います。
緑地の中央は、雨が降ったときの調整池として少し窪ませています。
雨が降った後は、水が溜まって不便ですが、広い面積を整備する場合は、
ここより下流(ここだと南側)に一度にたくさんの雨水が流れ出さないように調整池が必要です。
また、溜まった雨水は徐々に地下に浸透していきます。
三方原台地に浸透した雨水は、地下水となって一部は佐鳴湖へも流れていき、
佐鳴湖の水質の改善になるそうです。
浜松市でも各家庭に雨水浸透ますを普及させ、佐鳴湖へ流入する地下水を増やすために、
雨水浸透ますの設置に補助金を交付しています。
夏の花木 ムクゲ(万葉名「あさがお」、漢語で「舜」)とサルスベリ(百日紅)
以上 緑地の紹介 HM@Park