土木設計部の現場見学を行いました。
土木設計部では毎年恒例となっている5月の現場見学を5月13日に行いました。
この現場見学は教育訓練の一環として自分たちで設計し施工が完了した現場を見学し、
設計が妥当だったのかを検証し今後の業務に活かすことを目的として毎年実施しています。
今回は馬込川に架かる松木橋の落橋防止と浜北三ケ日線の道路改良と、
株式会社小澤土木さんの協力で遠州鉄道高架化工事の鋼矢板打ち込み工法の見学も行いました。
●松木橋の落橋防止
チェーンで桁と下部工を連結。
緩衝チェーンも設置し衝撃を緩和します。
桁と桁はPCケーブルで連結しています。
●浜北三ケ日線
発泡ウレタンによる軽量盛土での道路拡幅。
砕石場へ向かうダンプが多く行き交う道路ですが道路幅員が狭くダンプ1台がやっとの難所でしたが、
立派に完成しました。
橋梁の拡幅も同時に行っています。
基礎はコンクリート置換え基礎としています。
拡幅の幅は2m程度ですが橋梁の拡幅は新設より大変に感じます。
●遠州鉄道高架化の鋼矢板打ち込み工事
役所、施工会社、設計会社など多数の見学者の中で説明を聞きました。
鉄道に沿った近接工事であるため、重機が鉄道に影響しないようゼロ硬質地盤クリア工法を採用しています。
この工法は鉄道や道路、住宅など施工ヤードに限りがあり、
さらに硬質な地盤での鋼矢板打ち込みには有効な工法で、当社の設計の中でも何度か登場しています。
今回は新入社員を含め大人数での現場見学となり、協力して頂いた株式会社小澤土木さんには
大変感謝しております。
また機会があれば新工法等の紹介をお願いしたいと思います。