きれいになってくれるかな?佐鳴湖・・・ | C.S.C.Blog

きれいになってくれるかな?佐鳴湖・・・

当社の18年度業務で佐鳴湖浄化実験施設設計(湿地型浄化)というものがあった。

ご存知の方も多いかも知れませんが、佐鳴湖をきれいにするためのプロジェクトで「

佐鳴湖清流ルネッサンスⅡ」というものが静岡県を中心に行われています。

(佐鳴湖は名前の通り湖と思うのですが、県管理の二級河川となっています)


その中に、佐鳴湖に流入する新川があるのですが、

見た目はきれいですが水質試験を行うと「窒素」が多く含まれているそうです。

その除去を行うのに湿地型浄化施設がよいのではとプロジェクトに掲げられています。

今回、この施設を造る前に実験施設により効果や各種データ採取をするそうで、

そのための設計業務を浜松土木事務所から受注しました。

すでに実験施設は出来ています。

H19.3.26に完成式が行われ、TVニュースや新聞にも掲載されています。

http://www.shizuokaonline.com/senior/nature/20070327000000000030.htm

(静岡新聞WEBサイトより)


業務の詳しい内容などは、業務上の著作権や湿地型浄化の特許もあり紙面上書けませんが

(知りたい方は当社の仲間になれば分かります⇒一応会社アピールをしなさいと・・・)、

工事時の住民への簡単な説明用資料を作成してありますので下記をご覧ください。


佐鳴湖は、あまり書きたくはないですが日本で一番○△□な湖となってしまっていますが、

実際は近くで見てもらえば分かりますが、匂いもなくすばらしい湖です。

水質試験を行うと一部の数値が多い為に○△□な湖と呼ばれてしまっています。

なので、今回携わった施設で浄化のためのよい方法などを実験研究してもらい、

それが浄化施設へ反映されてきれいな佐鳴湖になることを願っています。



  

               佐鳴湖北岸公園より





                       案内看板



○参考図書の紹介

エコテクノロジーによる「河川・湖沼の水質浄化」-持続的な水環境の保全と再生―

島谷幸宏・細見正明・中村圭吾編 ソフトサイエンス社発行 8925円(本体8500円)

本の名前の通り、河川や湖沼の水質浄化の基礎と応用が学べます。



以上 @999



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佐鳴湖浄化実験施設(コンパクトウェットランド)の概要



■実験目的
新川の水に溶け込んだ汚濁物質(窒素)を除去するための実験で、その浄化効果を確かめます。
■処理水量
1日当り約100トンです。
■処理方式
  植生と微生物による自然の浄化力による浄化。(コンパクトウェットランド)
■システムの特徴
  自然の浄化力、コンパクトな施設、自然にやさしく・景観にマッチ。