おもちゃなカメラ
老いも若きもデジタル全盛のこの時代に、わざわざフィルムを使って撮る、
「おもちゃなカメラ=トイカメラ」なんてものがあります。
その中でも『キングオブトイカメラ』と言われているのが、今年、誕生25周年を迎えている、ホルガ
という中国製のカメラです。
おもちゃなだけに、カメラ屋さんではなく主に雑貨屋さんなどで売られています。
このホルガ、サイズはW140×H102×D76mmとコンパクトにはほど遠い大きさでプラスチック製。
そして持ってみると驚くほど軽くて、チープでちゃちなボディ。
レンズは歪んでるし、光は洩れるし、ピントはいいかげんだし、ファインダーはあてにならない。
およそ思いつく限りのカメラの致命的欠陥をほとんど搭載しているといってもいいくらい。
でも、その欠陥がトンネル効果と呼ばれる周辺が暗く沈む現象を生んだりもして、それがいい、ってことで
今、ちょっとだけブームになってる?のです。
"トンネル効果"の例
使用フィルムはブローニーという中判フィルム
。
普通の35mmフィルムよりちょっと大きめで、ましかくな写真が撮れます。これが通常のホルガの形態。
通常でない形態としては、別売りのホルダーを付ければ、35mmのフィルムで撮影もOK。
でもその時はパーフォレーションという、フィルムの隅の穴の部分にまで画像が写ってます。
あとは、これも別売りのホルダーが必要ですが、ポラロイドカメラにも、改造してピンホール(針穴)カメラにもなったりします。
虫眼鏡を貼り付ければマクロな写真も撮れるし、専用の魚眼レンズもあります。
魚眼レンズ装着
ホルガとは、こんな何でもありのゴキゲンかつクレイジィなカメラ。
その魅力に取り付かれた人たちが集うのが『ホルガ会
』。
そして、このホルガ会主催のホルガ写真展覧会『ホルガエキスポ2006』が東京
と大阪
の2会場で、8/15より開催されます。
全国津々浦々からホルガユーザーの写真が集結します。
ぜひ、足を運んでみてください!
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