コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和) -43ページ目

「誰が」とは誰か

誰がとは話の発信者、つまり、あなたです。
なんだそんなことか、そんなことはわかっている。
という声も聞こえてきそうですが、ちょっとだけ話をさせてください!

誰がとは話し手であるあなた、文章なら書き手なのですが、
その発信者について意識したことはありますか、ということなのです。
案外、なかったりしませんか??

「誰が」には主に二つあると思ってください。
■一つは自分が知っている「誰が」
■もう一つは相手(聞き手=誰に)が知っている「誰が」
つまり、自分にとって「誰が」と相手にとっての「誰が」があるということです。

整理しましょう。
便宜的に話者(書き手)は「あなた」、
受け手(読み手)は「相手」、ということにします。
あなたはあなたにとって変わらない存在です。
と同時に、あなたは相手との関係で成り立っている存在でもあるのです。
相手との関係で、あなたという存在が変化するのですね。

わかりますか??

例えば、「お父さん」という存在を考えてみます。
「お父さん」は息子や娘にとってお父さんですが、
妻から見れば夫で、友達から見れば友達で、
会社では上司であり同僚であり部下でもあるでしょう。
「誰が」が変化していますよね??
相手が違えばあなたは違った存在になります。
これに伴い、当然、あなたの使う言葉は変わってくるはずです。
また、変わってこなくてはいけません。

お父さんに敬語は使うけど、息子には使わない。
上司には丁寧に話すけど、同僚にはフランクに。
と、まあ、こんな調子で変わってきます。

文章でいうなら、誰に読まれているか。
相手にとってあなたはどんな存在か。
自分を、二つの視点から見ることで、文章は違ってきます。
ものすごく上達します。

わずかなことで、大きく違ってくるんです。

では、次回も続けて「誰が」について検証していきます!

「誰が誰に何をいかに」の文章術

文章は、書き手が読み手に意思や思い、指示を伝えます。

その意味でコミュニケーションであり、

「話す」ときと基本的構造は変わりません。

音声を使うか文字を使うかという違いがあるに過ぎないんですよね。

『文章=コミュニケーション』ということは、もう既に紹介しましたね。


さて、コミュニケーションといって、

おそらく最初に思い出すのが「誰が誰に何をいかに」ではないでしょうか。

話者(誰が)がいて、聞き手(誰に)がいて、

伝えたいこと(何を)があって、どう伝えるか(いかに)がある。


基本中の基本の大原則。

これをムシしては、コミュニケーションは成り立ちません!


でも、文章を書くときって、意外とこの原則を忘れていることが多いんです。

プロのライターをしていても、ついつい忘れてしまいがち。

「書く」ことに意識がいきすぎて、

コミュニケーションということが頭を離れてしまうようです。


本当は「誰が誰に…」をちゃんと意識すれば、

力強くて伝わる文章が書けるのに。

そこで、「誰が誰に…」を意識して書く文章を紹介していきたいと思います。

わかりやすいように分解して解説しますので、

第一回目は「誰が」について。


次回から本格的に「誰が誰に何をいかに」の文章術を展開していきます!

大きなことは、気にするぞ

最近、どうにも疲れがたまっていました。
すぐに眠くなってしまいます。
うーん、どうしてだろう。

実は思い当たる節はありました。
たぶん、小さなことを気にしているからです。
些細なことに神経を使って、
どうでもいいようなことに腹を立てたり、
あることないことを変に勘ぐったりするから、
そりゃ、疲れます。

それに、小さなことを気にすると、
大きなことが見えなくなるんですよ。
視野狭窄とでもいうんでしょうか。

逆に、大きなことを気にしていると、
小さなことがどうでもよくなります。
ありがたいことに、
今度は小さなことが見えなくなります。

気苦労なんて、自分で背負い込むものに違いありません。
意識して背負い込まないようにしたら、
苦労なんてしないはずです。
所詮、小さなことなんて、自分で勝手に思い悩んでいるだけです。

よーし、小さなことは気にしない。
大きなことは気にするぞ。

これできっとよくなります。