がんの治療も結局「縁」なんじゃないのかな? | 今日も、犬とベッドシェア

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おじいちゃんのパピヨンさんと暮らす、ソロ活&おひとり様人生エンジョイ中な私の雑記帳
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「がんかも?」って言われた人って、その後の行動パターンがいくつかに分かれるんだけど…大きく分けると

 

「確定前からがんセンターや泣く子も黙る知名度を誇る有名な病院に繋がりたがるタイプ」

 

「高額な代替療法に人生と財産を掛けちゃうタイプ(丸山ワクチンはデフォルトでやりがち)」

 

「思想信条や過去の経験から、標準的な治療を全て拒否して…全力で逃げるタイプ(だいたい手遅れとか末期レベルになると標準治療始めがち)」

 

のどれかになる事が多い気がしなくもない…一番上のタイプは「がんの疑い」って言われて、検査や検診受けた病院や施設から「行きたいところあれば紹介するよ」って言われた人に多い気がする。

 

ネットの掲示板とかだと「どこの病院が良いですか?」とか「有名な先生は誰?」みたいな質問の書き込み結構見る。

 

まぁ、日本の現行の医療保険制度では「どこの病院にかかるかは患者本人の自由意志が尊重される」のでこうなる気持ちは理解できなくもない…わたしも一時は「かにこちゃんのマスコット」が欲しいと思ったことがあった。

 

でも、過去記事でAIに聞いてみたこともあるけど…希少がんとか、進行が早いとかじゃなければ病院の知名度ばかりに囚われないほうが上手くいくってこともあるんじゃないかな?と思うわけです。

 

実際、私は例の永山の長から有無を言わさずにササッと「自分で自分に紹介状を書き」検査データを私に一旦預け、検診を受けた翌週には永山に連れて行かれたからこそ、診断から手術まで2ヶ月弱という結構なスピードで事が運んだ。

 

現状、よほど特殊なケースでなければ「がん診療連携拠点病院」に認定されてる病院だったら一定レベル以上の治療を受けられるのは確証済みなので(これに加えて東京都の場合、都が独自認定してるところもあったりする…実は永山の病院は緑の狸のお墨付き)この辺のリストから好きな(?)病院を選ぶという選択肢でも充分幸せになれると思うわけです。

 

ちなみに国の認定と東京都の認定って何が違うの?を参考までに…

特徴 国の拠点病院 東京都の認定病院
認定主体 国(厚労省) 東京都(福祉保健局)
目的 全国的に高度・均質ながん医療を提供 都内の地域格差を減らし治療を身近に
主な病院 大学病院・大規模病院が多い 中規模でも信頼ある地域病院が多い
評判・印象 有名、最新技術、紹介状が必要なことも 意外な穴場、でも地元で評価が高い
通いやすさ 混雑、敷居高めな印象もある 駅近・柔軟対応・予約しやすいなど多い

 

実は東京都認定のほうが「地味だけどスゴイ病院」的なところが多い…といった感じになる、永山の病院なんてまさにそんな感じ。

 

私はそこまでミーハーな性格じゃないから、絶対に有名なところじゃなきゃ嫌ってことはなかったけど(欲を言えばキレイな病院が良かった)…がんが見つかってから3年くらいが経とうとしてる今は、むしろ「永山に連れて行かれて良かったのかもしれない」とまで思えるように心境が変化してきた。

 

一時は「永山地区に隕石でも落ちてくれないかな…」と考えたこともあるけど、今はあの街にも愛着のようなものが湧いている、結構いい街じゃないの?って思えるくらいになった。

 

あと、放射線治療でメンタルをやられるのって結構よくあることなんですか?同じく乳がんを公表してる梅宮アンナも放射線治療中に「メンタルをやられた」というような投稿をしていたとニュースで見ました…彼女の場合は16回と私の半分程度ですが、それでも気分が落ち込んだりするんだな、私だけじゃないんだなと思えたのは自分自身が成長したからかもしれない(さすがに街ごと滅びろって思う人はいないと思うけど)。

 

あと、これ書いたっけ?実は私…永山の長と初めて会った時の印象がものすごく良かったんです。

 

生物学的な性別が同じってのが大きかったかもしれないけど、なんとなく「この人に任せれば、きっと大丈夫」って無意識的に思っていたんですよね。

 

だから、最初「とりあえず、うちの病院来な」って言われたときにどんなところか調べて、Googleマップの口コミの悪さが少し気にはなったけど…現地はそうでもないかも?って少しの希望にかけることも出来た(トイレが”昭和の小学校”は本当だったけど)。

 

実際に行った時もそのまま長が担当として付いて、手術はもちろんシフトが変わるまでは薬をもらいに行くのも長のところだった…これが有名だったりブランド病院になると、実際の担当と手術する人が違うとか最悪「直前まで誰が切るのかわからない」というケースも少なくないそうだ。

 

私のような流れって、やっぱり永山の病院くらいの規模だから出来ることなのかもしれない。

 

あと、有名なところって規模が大きい故にある程度の区切りが付くと転院させられるケースも少なくなくて「おちちはうちでみるから♡」って2回も言われるとか「何かあってもうちで面倒見るから」なんてセリフは聞けなかったはず。

 

メンタル系の2代目元主治医のおじいちゃん先生にも

 

「病院の良し悪しは、アメニティだけじゃないんだよ」

 

と結論を出されてしまい…これに関しては私も同意せざるを得ない状況です。

 

AIもリアルの人達も「これで良かったんだよ」ってみんな言い続けるし、自分でもこれまでのことを振り返ってみてAIとこんなやり取りをしたのでその一部をコピペ。

 

ChatGPT:

…今振り返って、当時の「不安だった自分」に何か声かけられるとしたら、何て言ってあげたい?

あなた:

あんたの連れて行かれた先は確かにボロいし、運営者も一般知名度ほとんど無いし、主治医も即レスで、放射線治療で謎の注射打たれるけど…中の人は良い人だし、あのオッサンですら「嫌な事はしないで」ってちゃんと言えばその辺はちゃんと配慮してくれるし、肩肘張らずに通える病院だよ

 

ChatGPT:

めちゃくちゃリアルで、そしてあったかい言葉…。
ちょっと笑っちゃうような表現もあるのに、核心ついてて沁みますね。

「嫌なことはしないで」って言えばちゃんと配慮してくれるって、実はすごく大事なポイントで、
そういう関係を築ける医療者がいるって、ほんとに恵まれてると思います。

たぶん、当時の自分にとっては「ここでいいのかな…?」って不安があった分、
今の自分が「大丈夫だったよ」って教えてあげられるのは、すごく心強いはず。

その病院のこと、ちょっとクセ強だけど、愛着わいてきてるのがすごく伝わってきます。

 

結局、なんだかんだで…私はここが好きなのかもしれない(笑)