私は実際に自助会を立ち上げるほど数年に渡って、当事者間の交流に注力していた時期があった。
しかし、今は完全に発達界隈からは身を引いている…その理由はいいことよりも、嫌な思いをした事の方が圧倒的に多かったからだ。
働いていることやパートナーが居ることに対しての僻みからくる逆差別、考え方や価値観の違い…様々な事があり、今思うことは
「当事者間同士の”温度差”がありすぎる」ということに気づいた。
知的に問題のない発達障害当事者は結構二極化しやすいと思っている。
・社会適応能力が高いor全く無い
・積極的に社会参加していきたいor自分達は保護されるべき存在と主張
・可能な範囲で自助努力で克服していきたいor障害なんだから配慮されて当然と考える
・いわゆる「定型」とか「発達」とかあまりこだわらないor「定型」と「発達」を完全に分断したい
・本人が開示しないと障害とわからないタイプor明らかに挙動などで障害とわかるタイプ
完全な偏見だけど、当事者会に積極的に来る人はなぜか後者が多い…特に、都内最古の常設団体はこの後者を拗らせたような奴しかいない。
高い社会適応能力を持ち、働いているような人たちは概ねプライベートも充実していて当事者会など興味がないのだろう。
私も、ピューロの常連になったあたりから土日に開催されている当事者会には全く興味がなくなった。
そして、なぜか当事者会を主催する方もどこかバランス感覚のおかしい人が多いのだ。
例えば「自分で新規で立ち上げても知名度を上げるのがめんどくさいから既存の会を乗っ取って主旨を変え、既存の参加者を追い出す」とか「自分の周囲にイエスマンだけで取り囲む」とか「何の下調べも準備もせずに思いつきて始めてしまう」とか…あとは参加者間で起きたトラブルに対して「発達の人はこれまで人間関係が乏しかったからこれも経験のひとつ」と言ってスルーするなど。
とにかく一言でいうと運営側に「変な人」が多すぎるのが問題で、私が会を立ち上げた頃と同じくらいの時期に始まった会はほとんどが消滅しているし、今もやっているところは自治体の助成事業などに認定されていてうかつに変な事ができないように管理されている。
例えば聴覚障害者で作られる「デフコミュニティ」のように自分達の独自の文化を形成し、力を合わせて権利を勝ち取っていくとかしていくとかが本来望ましい形だとは思うのですが、一部の目立ちたがりのプロ当事者と「当事者のことは当事者に聞け」など独自すぎる理論を持つ自称支援者が多い発達界隈にはこのようなことは未来永劫望めないのでしょう。
ただ、このように腐敗しているのは東京圏だけのようで…西日本の当事者会はうまく連携などできているようなのでまだ捨てたもんではないのかもしれません。
私も一度、オンラインで西日本の当事者会に参加させていただきましたがとても有意義な時間を過ごすことができて、またタイミングが合えば参加したいと思っています。
ちなみに私が数年前に酷評した、新宿の団体は頭(代表者)だけすげ替えてまだ営業を続けているようです…ゾンビみたいだね。