台湾の食べ物と言えば、主流は台湾系の中華料理ですが…中国本土に比べて「肉類」の比率が高いような気がしました。
朝食には「中華粥」や「豆乳」を食べるのが伝統的なスタイルですが写真撮り忘れました、ホテルの朝食もバイキング形式でしたが台湾式の朝食とパンや洋風の朝食の2種類が用意されていて、私は日にちごとやその日のお腹の調子と相談して食べるものを決めていました(台湾の朝は早く、朝食も早めの時間になっていました)。
洋風の朝食もパンケーキやドーナツなど「甘いもの」に部類される物が置いてあるグアムとは違って、パンは甘くないものが多く、ドラゴンフルーツ入りのマカロニサラダなど全体的にヘルシーな感じのものが多かったです。
あえて朝食なしにして、朝食を出すレストランに行く人やコンビニで購入して安く済ませるなんて人たちも居ます(台北市内は日本以上にセブンイレブンとファミリーマートに遭遇する)。
私が滞在中に食べた昼食とか夕食とかタピオカなど…一部を紹介します。
台湾では王道のミルクティーが多い
紙コップなので中身は見えない
松山空港でも売っていた…ちょっと高いがタピオカ多め
1枚目はディーホアジエ(漢字が出せなかった)の一角にあるカフェのタピオカ、台湾はカフェが多く大体の店舗でタピオカドリンクも置いてあります、価格は55元。
問屋街の多いエリアなので朝早い時間から空いている店が多いです、昔ながらの台湾の雰囲気が感じられる場所でした(回った場所については別記事で)。
2枚目は今年日本に進出した「迷客夏(ミルクシャー)」のタピオカミルクティー、この店は生乳の質の良さが売りの一つ。
紙コップなので中身は見えませんが、黒ではなく白いタピオカが使われています。
価格はここも55元でした、日本だと現地価格の3倍くらいする。
3枚目は松山空港で売られていたタピオカミルクティー、台湾のカフェでは持ち帰り用ドリンクはビニール袋ではなく写真のような「ドリンクホルダー」を付けてくれる事が多いそう(雑貨店では布製のドリンクホルダーもたくさん売られていました)。
価格は台湾ではちょっと高めの80元、ICカード決済も可能なので帰りに余ったチャージを使い切れるスポットの一つ。
外観は怪しい店のとても美味しい牛肉麺
日本で独自の進化を遂げ、中国では「日式ラーメン」という言葉もできたご存知ラーメン…台湾でも独特で「刀削麺」や「牛肉麺」はとても有名、特に牛肉麺はかなりポピュラーであちこちで食べられます。
画像は「桃源街正宗山東牛肉麺」というお店のもの、特にここに行こうとは決めていなかったのですが店の外の看板でやたら「無添加」的なニュアンスのアピールがすごく、とても怪しい雰囲気を醸し出していましたが、それが非常に気になって…思い切って入ってみました。
店内はそこまで広くなく、昼時だったためか?にぎやかでちょっと小汚い(褒め言葉)台湾らしい雰囲気の店でした。
何を頼もうかとメニューを見ると…中国語メニューしかない事に気づいてかなり焦りましたが、店員さんがテーブルまで来てメニューを指差し「辛い・辛くない」と教えてくれたので、辛くない方を注文。
運ばれてきのがこれ、あっさりスープは無化調なのか?私でも全て飲み干せました。
牛肉も多めに入っていてとても柔らかく、麺も日本で食べるラーメンの麺とは違う歯ざわりでした。
ちなみにこの店「手打ち麺のチャンピオン」に輝いた店なんだとか?
公式サイトはありませんが、フェイスブックページがあるようなので興味のある方はフォローしてみてはいかがでしょうか?
価格は220元、注文時にテーブルで支払うシステムです…現金のみ。
魯肉飯は少し小さめが主流みたい
有名店だと、一人では入りづらい
士林夜市の地下で食べた魯肉飯と小籠包、写真は撮りませんでしたがクランベリージュースも飲みました…小籠包は上海が発祥らしいです、台湾でも有名でお店などが多いのですが、こちらのレストラン一部店舗では「最低消費元」という「注文金額に下限を設けている」店も少なくないので一人だとちょっと利用しづらいのです。
夜市の食堂エリアはドリンクの持ち込みOKな場合が多いので、屋台でフルーツジュースを購入して食事だけを頼むことも可能です。
士林夜市は観光客も多いのでメニューは中国語以外に英語、日本語もありました。
牡蠣のオムレツが有名ですが、牡蠣は食べられないのとこの日は昼食に麺類を食べたので米が食べたいと思い、この2品を注文…お店のオバちゃんにやたら「野菜炒め」も勧められたけど、一皿の量が多そうだったので丁重にお断りしました。
魯肉飯は小ぶりのお茶碗サイズで、少し小さめでした…小籠包100元、魯肉飯は50元しなかったような記憶。
日本の飲食店が結構進出しています
街中を歩けば結構な確率で「日本の飲食店」に遭遇します…次は台湾のモスバーガーです。
これを食べた日はちょうど写真撮影の日ですぐに食べられるものが良かったのです、そこで見つけたのがモスバーガー…日本では「待たせるファストフード」として有名ですが、台湾でもそこそこ待ちました。
メニューは日本のモスバーガーとは微妙に違います、モス発祥と言われる「テリヤキバーガー」がなかったり、モスライスバーガーの米が「台湾産米100%」だったり、台湾ならではの「素食(ベジタリアン)メニュー」があったり。
私が頼んだものは「モスチーズバーガー」のセット、こちらのセットメニューはフレンチフライやオニポテではなく「チキンナゲット」が付いてきます。
ソースは台湾独自性の中華風ソース、ドリンクはみかんジュース、日本と同じくレジで注文する形式ですが出来上がったものは自分で取りに行く形式だったような…現地でも人気があるらしく、昼時だと座席が埋まっていて取りにくいことがあります。
日本のモスと違うのは「写真通りの物が出てこない」事でしょうか?私が頼んだモスチーズバーガーも薄切りトマトが2枚挟まれていました。
日本語メニューあります、私がレジに行ったら店員さんが出してくれました。
ここまで来て、気づいた方もいると思います…「ほぼ、肉しか食べてない」事に、滞在中の夜無性に「野菜が食べたい」という衝動に駆られました。
しかし、そういう衝動にも台湾は答えてくれるのでした…実は人口の10%がベジタリアンと言われている台湾では「素食(すしょく)」と呼ばれるベジタリアン料理ジャンルが確立していて、この素食を専門に扱うレストランもあるのです。
というわけで、この日訪れたのは「長春素食(チャンチュンスーシー)」というレストラン。
人気が高く、休日は混み合うらしいが幸い平日だったので行ってみることに…泊まっていたホテルからほぼ直線で歩いて20分くらいだったので徒歩で行きました。
一人で来ているのは私くらいだったな、店員さんに「日本から来たの?」と聞かれたと思った矢先、ものすごく日本語がペラペラの店員さんが来て店のシステムやどこにどのようなメニューが置いてあるのかなどを付きっきりで教えてくれたり、私が「こっち来てから肉しか食べてない」とこぼしたらバナナとドラゴンフルーツをお皿に取って持ってきてくれたり、ここでもやたら「野菜炒め」をしきりに勧めてきてわざわざ持ってきてくれたり…ちなみにここは「バイキング形式」の店である。
子供料金は年齢ではなく、身長で決まる
手前の葉っぱはさつまいものツルを茹でたもの
価格はドリンクバー付きで650元、台湾の飲食店ではちょっと高め。
この店員さん、店を出るときまで私に話しかけてくれて「今度夜来る時はタクシーでおいで」と言われました…徒歩で来たことは言ってないのだが察したのだろうか?
牛乳以外の動物性食品は一切使用していないのですが、料理によっては「肉を食べている」という錯覚を感じるほどでした、お客さんは現地の人や観光客の他に僧侶とおぼしき人達も多かったです。
パンケーキ店も意外と多いのです
こちらは松山文化創區の近くにある「幸せのパンケーキ」のベリーのパンケーキ、日本発祥の店ですが海外店舗限定メニューもあるそうです(日本のは行ったことない)。
ベリーの集合体を構成しているのはベリーのシャーベット。
飲み物もベリー系、混ぜると赤くなります…カエルの卵のようなものが沈殿
台湾の飲食店ではストローの提供が規制されているため、ストローではなくパフェを食べる時のような長いスプーンが付いてきます。
これを食べた帰りに個人経営のパン屋さんでフライドポテトとチーズを乗せて焼いたパンとハムロールを買って帰りましたが、このパンも美味しかったです。
松山駅近くの夜市では屋台メニューの定番「胡椒餅」を頂き、行列の無い屋台で買ったらおまけとしてミニチュア胡椒餅をサービスしてくれたり、ピーナッツの粉をまぶしたお餅を買って食べたり…基本的に台湾の飲食は適当に入っても美味しいものに当たる確率が高いと感じました。
日本のとは何かが違うチーズローストチキン
サブウェイも進出していましたが、日本のサブウェイと違い…「肉がでかい」のでローストチキンは胸肉1枚スライスが挟まっています、野菜も微妙に違う(日本ではきゅうり入れない)。
奥のドーナツはセブンイレブンで売られていたミスタードーナツのポン・デ・ダブルショコラ、これ好きだったのに日本ではレギュラーメニューから外されたんですよね…味は日本のと同じでした。
滞在中はほぼ、肉と少しの野菜だけで過ごしていました。
帰国したら例によって体重が増えてましたが…グアムの時の5日滞在でプラス2Kgよりはマシな微増だったので良しとします。