念のため言っておきますがこの記事は「自殺」に関する内容ではなく「尊厳死 ・安楽死 」について考える内容です。
憲法に「生存権」というものがある、生存権と言うのは…簡単に言ってしまうと「生きる権利」である。
では…「死ぬ権利」というのは認められているだろうか?、答えは「ノー」である。
最近「エンディングノート 」というものが密かに流行っているらしいが、これは遺言状と違って法的な効力が無い…なのでこれを書いても本人の希望通りになる保証はない。
単刀直入に申します…「長生きすることは本当に幸せでしょうか?」
20代前半の頃、私はとある病院の栄養科で働いていた時期がありました。
その病院は療養病棟のあるところでしたので、そのせいか?高齢の患者が多かったのです…なので「普通の食事」が出来ない人も一定数いるわけですよ。
そういう人たちの食事は刻んだり、ペースト状にしたりしていたのですが…それさえも食べられない場合は経管栄養 や中心静脈栄養 を行っていたようです。
個人的にはここまで来ると「生きてる」というより「生かされている」感が強いです…鼻にチューブを入れるのは歯を抜く手術をするときだけで十分です。
これは個人の死生観に左右されると思いますが、私は「経口で食事が出来ない状態になる」のであれば迷わず死を選びます…私自身だけでなく、パートナーや親であっても同じ考えです。
理由は簡単です…そこまでして生かしておく、生きる必要性を感じないから。
しかし、このような状態になっても、それが自分の意思に基づく意思であっても「死を選ぶことは許されない」のが現状です。
なぜ、自身の意思と関係なく生かされなければいけないのでしょうか?そして、本人の意思を無視して生かしておかなければいけないのでしょうか?
鼻にチューブを入れたり、胃に穴を開けてまで長生きさせられたいと願う人ってどれくらいいるんだろう?
話変わりますが、私は親には散々嫌な思いをさせられたので、将来要介護状態になったとしても面倒を見るつもりは一切ありません…むしろ、そのような状態になる前に死んで欲しいとさえ思う事があります。
親はどう思っているか知らない、確実に言えることは「私は私として生きている」のです、これ以上あの人たちの「身勝手」に振り回されたくないのです。
というか、苦しんでいる人を生かしておく理由がわからない。
このような状態が来る前に、生きる権利同様に「死ぬ権利」が一日でも早く認められる日が来ることを願っています。
長い間、自分らしく生きることが出来なかった私が、自分らしく最期を迎えることが出来るように。
ランキングよろしくお願いします。