これはジプレキサ という抗精神病薬の広告画像です。
よく見るとこの人達、イラストじゃなくて写真っぽい。
まぁ、この広告画像は今回の記事の内容とはほとんど関係ないですが…だって私はこの薬とは全く縁がないものですから、書きようがありません…しかしこれ、薬価がべらぼうに高いですね。
マイスリー もかつては高いと言われてた記憶がありますが、その倍以上するとは…。
私が気になったのはこの広告に書いてあるコピー
「患者さんひとりひとりの治療ゴールへ」
私の治療ゴールは一体どこにあるのだろう?先代の主治医には「あなたの抱えている問題をすべて解決するには最低でも数年はかかる」と言われました、再開したカウンセリングの初回の時に「どんな風になりたい?」と聞かれて見事に答えられなかった。
前に「私は強い人」コメントしてくれた方がいた、先代の主治医にも「あなたはACでもかなり芯が強いタイプだ」と転院を決めた時に言われたことがある。
今思えば、私は「自分の世界」に生きることで自分を守ってきたところはあるかもしれない、でもその強さゆえに些細なことで簡単に折れてしまう事が何度もあった。
私は年齢を重ねるにつれて「自分の世界」に生きることが許されず、外の世界に併合していかなければいけないことをかたくなに拒んでいた…「理想」と「現実」の間で上手くバランスが取れない、自分の世界の中に上手く現実を取り込むことが出来ない、そんな事態に直面するたびに調子が悪くなっている気がする。
進学や就職、結婚など一般的には「喜ばしいこと」とされる出来事でも、私にとっては「ストレス」になってしまうのだ…現に私が病気になったのは進学したのがきっかけだし、就職してからうつ状態がひどくなりルボックス を飲みながら仕事してたし。
結婚してからは数年後にたびたびうつ状態が出るようになって一時的に実家に戻って静養したことも何度かあった、実はこのブログを始める直前にも一時的に戻っていたが、通院の時に「自分はACかもしれない」とカミングアウトしたら医者から「パートナーに事情を説明して今すぐにでも今の家に戻りなさい」と言われた。
昔、何かの本で「神経症は正しく治療を行えば完治率は80%以上」と書いてあるのを見たことがある…この病気は「治らない病気ではない」という事だ、ただ治療期間については書かれていなかったので治療に長い期間を要するのかもしれない。
この本を見たのは病院に行くのを決める直前くらいの時だったかな?受診する前から「神経症っぽい」と言われていたから、今の病院に初めて行った時についた診断名が「神経症」と知った時、私はすこしホッとした…私の病気は一生治らないわけではない、いつか治る時が来るのだと思ったから。
私の「治療ゴール」は自分の世界ではなく「外の世界に『本当の私』を見つけ出した時」なんだろうと思っている…そのゴール、今はかなり遠いところにありそうな気がしてならないけど。
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