あなたの存在は、私にとってバファリンでした。
あなたは、ボロボロの私の心を半分の優しさで包み込み、もう半分の「不思議な力」で私の傷を癒して、安らぎまで与えてくれた…そして、私の抱える痛みの種を少しでも私の中から消し去ろうとしてくれた。
こうして出会えたことで、あの時の私は最悪の状態から救われた。
そして何度か会ううちに、私はあなたの中に「わたし」を見出すようになっていった。
それはまるで鏡のように。
今まで互いの事を知らないで生きてきたのに、なぜこんなに共鳴しあえるのか?何がそうさせるのか?
いつしか私はあなたと私は「見えない何かでつながっている」と思うように…いや、むしろ一心同体というか「もう一人の私」だと思うようになっていった。
そんな感じの「一体感」が普段の私の心のバランスを保っていた。
そして、私にとって…もしかしてあなたにとっても「無くてはならない存在」になっていたのではないですか?
私の前からいなくなる時、あなたは「身代わり」を託した。
私の託した「身代わり」も受け取ってくれた。
もう2度と会うことはできないと思うけど、あの時くれた身代わりはずっと私のそばにいます。
今の私は「空っぽ」だけど…あなたの残した言葉を胸に、今度こそ自分の力で「わたし」を探していきたいと思います。
私の唯一の理解者であり、心の支えでもある○○先生へのメッセージとして、この詩を書き残します。