第2章 その6 女性化が始まる 株式投資が不調 | 小説 床屋に通う女 美容院へ通う男 フェチ マゾ SM

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この小説は、特殊な性癖をもつM女性が通う床屋のお話です
話しの一部は現実ですが、話を盛り上げるために一部妄想でもあります

小説の内容は、性的な表現もございますのでご了承ください

7月の末のこと

 

梨花は、南部と話した、株の話を考えた

いくら絶対服従の奴隷とは言え、2000万円の全財産を預けるのは怖かった

これが無くなると自分の人生も終わりだと思うと、地道に生きるほうが良いかと思う

こんなことを考えながら、左手に日傘をさしながら、自転車でSMクラブへ出勤した

店に付くとたっぷり汗が脇までに染み、お店でシャワーを浴びて、通気性のない

ボンデージの衣装に着替え、客の指名を待っていた

待機部屋の窓は分厚いカーテンで閉ざされ、煙草の煙、居心地は悪かった

梨花はなにもかも嫌になり始めていた

いつまで経っても、売り上げが上がらない私の店、やる気のない私にシビレを切らしていた

南部の贅沢な暮らしを見てから、特にその気持ちが強くなっていた

梨花は、店のオーナーにお腹が痛いと適当な嘘をついて、店を早退した

 

梨花は南部のマンションの入り口まで来たのが

南部の部屋に行こうかいくまいか悩んだ、ここまで来て、少し浮気してるような気分になっていた

好きでもない愛もない男の一人暮らしの部屋に行くことをためらった

好きでもないのは、私に対しても同じであった、そう思い心の整理をして

502号室のインターホンのボタンを押した

南部は、ドアを開き梨花を通した

梨花は、ソファーに座り南部に話した

梨花 「 こないだの株の話だけど、本当に2倍にできるのか 」

南部 「 自信はあります 」

南部 「 空売りで稼ぐんです、2倍は簡単だと思います 」

梨花 「 何か保証が欲しい 」

南部 「 では503号室と、504号室の名義を梨花様の名前に変えるのはどうでしょう 」

梨花 「 それなら、2000万円が消えても問題ない 」

南部 「 このマンションを売ったとしても、所得税を持って行かれると、3000万円です

南部 「 マンションの価値も下がりますから、2000万円の担保が精一杯でしょう 」

梨花は決断した、大博打に出たのだ

梨花 「 明日2000万円降しにいくから付いてきて 」

 

南部と梨花は、タクシーで銀行へ行き、その足で証券会社へより

その日のうちに証券口座を設け、2000万円を預けた

その帰りに法務局に行き、南部のマンションに梨花の抵当権を付けた

これで梨花のマンションになったも同然だ、第一抵当者が梨花となった

仕組みが理解できない梨花ではあるが、このことで2人は今後大きく助けられることになる

南部は、梨花を安心させる為に、4000万円の借用書を書いた

南部は、その資金で株式の売買を始めた

最初の一週間で2100万円まで増やしていたのであった

 

愛子はと言うと、夏休みもあと1週間となり、宿題も終わりやることのないので

朝から買い物に出かけた、すると洋子が歩いてきた

二人は、無言で見つめあった

洋子 「 愛子こないだは御免、仕方なかったんだ 」

洋子 「 本当に御免、許してはもらえないと思うけど、御免 」

お互い連絡先も交換せずの別れていたので、洋子は愛子に会って謝りたかったのだ

洋子 「 愛子に謝りたくて、うろうろしてた 」

愛子 「 洋子ちゃんもいいのよ忘れよう、私も思い出したくないから 」

愛子は、洋子ちゃんだけが友達であったのだ

愛子は、南部のマンションの503号室に遊びに行きたかったのだ

洋子 「 愛子、私も会いたかった、宿題手伝ってよ 」

愛子 「 良いよ手伝ってあげる 」

洋子 「 南部の部屋を使わしてもらおうか 」

愛子は喜んだ、美容室の部屋にも行けると思った 「 良いよ良いよ行こうよ 」

そして午後から、南部の部屋へで会うことにした

 

愛子は南部の部屋のインターホンのボタンを押しても誰も出てこない

約束していた時間なのに、ドアのノブをそっと回すと、ロックされている

すると隣の503号室の戸が開いて、可愛い服を着た女の子が出てきて

愛子の目を見ずに会釈して、鍵を取り出し502号室の扉を開いて愛子を中に入れた

その女性は下を向いたまま、再び503号室に戻った

この人が新しい503の住人なんだと愛子は思った

数分後に洋子が来て宿題を始めた

読書感想文と鉛筆画であった

 

時は戻りますが、2週間前から、503号室では、梨花が南部を調教していた

南部 「 梨花女王様、ご調教宜しくお願いします 」

南部は、ピンクのブラとショーツという恰好で、梨花の足元に土下座していた

梨花 「 これからは、ご調教お願いしますじゃなくて、こう言うのよ、立派な女性にしてください 」

そして梨花はヒールで南部の後頭部を踏みつけた

南部 「 梨花女王様、私を立派な女性にしてください 」

梨花 「 良いわよお望みどうりにしてあげるわ 」

梨花 「 まず、〇〇は必要ないけど、いづれ切り落とすかもね 」

梨花 「 今日は、ヘアメイクね、カットチェアーにお座り 」

女性の下着を付け、髪型も女性の南部の姿は既に女性化していた

梨花は、パーマ用のクロスを南部の首に巻いた

南部は、洋子の店でクロスを巻かれた時のことを思い出した

南部 「 これを巻かれると動けない 」

南部 「 梨花女王様に女にされる 」

南部 「 恥ずかしい恥ずかしい 」

南部 「 もう男には戻れないかもしれない、やめてほしい 」

梨花は、南部の髪をブラシでとかすと、癖のない髪は綺麗に輝いていた

もったいないぐらいの黒髪を手に取り鋏を持ったのだが

梨花は今後の事を考えた、短くすると短いなりの髪型しか楽しめない

せっかくの長さがあるのだから、長い髪の女でしばらく楽しむことにした

髪をいたわるように、ブロックに分けられ、緩い三つ編みにされ

その三本の三つ編みを束ねシニヨンネットで包んだ

出来栄えはそこそこであった、長いこと女性の髪を整えていない梨花の腕はすこし鈍っていた

上手く余れなかった髪の毛があちらこちらからはみ出しているのだが、この日はこれで良しと思った

時間がないのであった、次はメイクだ、下地のファンデーションを南部に手渡し自分で塗るように指示をした

髪の毛の生え際や、うなじまで綺麗に塗らせた

梨花 「 今度から調教まえに下地ファンデは自分で塗っておくのよ、化粧も覚えるのよ 」

アイラインが引かれ、真っ赤な口紅が塗られた

梨花 「 時間がない 」

梨花は、持ってきた紙袋から女物の浴衣を取り出し

梨花 「 お立ちなさい 」

南部は椅子から立ち振り向いて、浴衣を広げ袖を通すように手に持った梨花が微笑んでいた

背を向けて右手を通すと左手の方へ浴衣を動かし両手が通ると方に浴衣を掛けた

サイズが少し小さかったが、帯を手に取り南部の腰にあてがいぐるっと南部を回して縛った

梨花 「 紙袋から下駄と巾着を出しなさい 」

南部は手に持った下駄を黙って履くいて巾着を持って梨花の方を見た

梨花は、ショルダーバックを肩に掛け、屋の鍵を持って、部屋の電気を消した

梨花 「 出かけるわよ 」

南部は、この姿で外に出ることが信じられなかったのだが、梨花女王様の指示に対して

「 いいえ 」という答えはなかったのだ南部の心に迷いはなかった

 

 

エレベーターの前でエレベーターを待っていると、他の住人に出会わないか心配になる

エレベーターの扉が開く、誰も乗っていなかった、唾を飲みエレベーターに乗ると

浴衣の裾から風が入り落ち着かない

一階でエレベーターの前で誰かエレベーターを待っていないか心配になる

そしてエレベーターの戸が開いた、小学生の女の子が立っていた

その子は梨花よりも南部の方をじっと見て目を放さなかった

先にエレベーターを降りた梨花の後ろを南部が付いてマンションの外に出た

今日は天神祭りだ、淀川に浮かぶ船の上では、太鼓と金を叩く音が鳴り

天神橋筋には多くのカップルが歩いていた

梨花 「 お前が先に歩きなさい 」

南部は、商店街を南向きに歩いた、梨花はその3mほど後ろを付いて歩いた

南部は、突き刺さる男性の目線に気が付いた

前から歩いてくる男性の目と目が合う

その光景を後ろから梨花が見ているのだ

南部とすれ違った男性が振り向いて南部の後ろ姿を見てニンマリしている

歩き方がぎこちない 「 南部、内股でもう少し歩幅も短く、ゆっくり歩くのよ 」

そういうと、梨花は5mぐらい後ろを歩いた、5分ほど歩くと天神橋についた

南部を見て声を掛けようとする男もいたが、なかなか引っ掛けられない

梨花は南部と手を繋ぎ、京阪シティーモールに入った

エスカレーターで8階まであがり、京懐石の料理店に入った

梨花 「 6時に予約していた南部です 」

梨花は、南部の名前でこの店を予約していたのだ

窓際の席に案内され、ウエイターが椅子を引いた

席に座る仕草が女っぽく見える、内股で膝を揃えていた

梨花は南部にハンカチを渡し 「 汗を拭きなさい、こすっちゃ駄目よ 」

押して拭き取らないと化粧が崩れるわ 」

南部は、背筋を伸ばし椅子に浅く掛けていた、回りを見ると他にもカップルがいて

窓から見下ろすと祭りの様子が見える

梨花は、非日常からの解放を楽しんだ、私との生活でこんな高級店で外食することはない

梨花は、解放感と、これからの未来に希望を持って輝いていた

梨花は、隷の南部に、礼をしてあげたかったのだ

梨花の優しさは、愛情ではなく、南部をネタに楽しみ食事をしているのであった

一方南部は、梨花に愛されていると勘違いをしていた

二人で向かい合い席に座り南部は株の事を考えていた

早く帰って、明日の株価の動きを予想しなければいけなかったのだ

南部 「 早く帰って明日の株の支度をしあければ危ない、食事を済ませたたら帰らせてほしい 」

梨花 「 良いわよ、じゃあ1時間で切り上げましょうか 」

ウエイターとウエイトレスが、ワイングラスを持ってテーブルに置き

白ワインが注がれた

梨花 「 4000万円まで頑張るのよ、前祝だわ 乾杯 」

梨花は、南部の顔が強張って見えた、可愛くないやはり男性と解る

目の周りが気になる、どうしようもない、膨らみが足りない

料理が運ばれてきて、梨花は南部より先に箸を付けた、南部は梨花の目を見て

遠慮がちに箸で料理を口に運んだ、食べ方が完全に男子であった

梨花は、女らしく食べて南部にアピールした、要領の良い南部はそれを見て感じ

梨花の食べ方を真似た、回りの人に目が気になることもなく

また、回りに溶け込んでいた

食事が終わると、別々に帰宅した

 

南部は帰宅後、部屋に戻ると浴衣を脱いだ、シャワーを浴び汗を流したが

梨花に結われた髪はそのままにして風呂を出た

この頃からインターネットで海外の株価もほぼリアルタイムで見れるようになっていた

梨花の顔が浮かぶと焦る、判断が鈍る、南部は最悪のイメージを感じつつも

数社の株に絞って投資した、布団に入ると直ぐに眠りに付いたが

悪い夢を見る、梨花からのプレッシャーが強かった

何度も同じ夢をみる、株価が暴騰していく夢だ

梨花の口座の番号は知っている、自分の貯金から2000万円送金して

この呪縛から逃れることも考えた

翌日

南部は、手持ちの自分の株を全て売り払い、一時的に梨花の資金だけで株の売買を楽しんだ

2100万円の資金を元に、信用取引で9000万円の空売りを入れた

一時間で、500万円の含み損が出た、南部は粘ったが午後に入っても株価は騰がり

800万円の含み損を抱え、資金が1200万円となってこの日は終わった

梨花は、16時に南部の部屋に来た

梨花 「 南部今日の成果を教えて 」

南部 「 800万円の損失です 」

梨花 「 はぁー800万円! 」

梨花 「 冗談でしょ 」

梨花 「 やってられない 」

南部 「 大丈夫です、明日は必ず取り戻せますので、ご安心ください 」

南部は、口から出まかせで、そうは言ったものの、自信が無かった

梨花 「 503へ行こうか、今日は止めておくか 」

梨花 「 南部、髪を洗ってやるから、503に行こう 」

 

部屋に入りると生暖かい、エアコンを入れて、梨花はシャンプーの用意をし

バックシャンプーケープを広げた持って、指先を上に向けて南部をシャンプー台に誘導した

軽く腰を掛けると、バックシャンプーケープが巻かれ、マジックテープで止めたが

一度止めたマジックテープを外し、強く引っ張って再度マジックテープを止めた

梨花は、南部の髪の毛を後ろから掴んで頭を引っ張って

シャンプーボールに頭を下した

梨花 「 南部、頑張って利益をださないと、こんな良い思いは二度とで出来ないわよ 」

梨花の動く手は、優しく南部を癒していた、シャンプーが終わると

シャンプー台の上で、梨花は南部の髭を剃り始めた

南部は、人生で一番好きな行為かもしれないと思った

目を閉じて、白衣姿の梨花を目に浮かばせていたのだ

奴隷としてあってはならないイメージをした南部の股間が反応した

梨花は見逃してやることにした、南部が履いていたピンクのショーツを脱がし、南部の右手を股間に当てた

梨花は、髭をそり続け、南部は自ら果ててしまった

それを見た梨花は 「 あとは綺麗に掃除をして置くのよ 」 そう言って部屋を出て行った

南部は、503号室に一人残され掃除をした、濡れたシャンプーケープを洗面所で洗い

ベランダに干した、ピンクのバックシャンプーケープ一枚が干さていた

シャンプーボールを洗い、床をぞうきんで拭き、ゴミを袋に入れて、自分の部屋に帰った

今日の梨花はとても優しかった、このままずっと優しい梨花でいてくれると思うと南部の心は晴れやかであったのだ

 

翌日、5時に起きた南部は、ワコールのショーツとブラを見に付けた、もう3日目ともなると

ブラの違和感もなくりかけていた

インターネットで株式の情報を見て氷ついた、海外の株が暴騰している

空売りを掛けた梨花の資金が吹っ飛ぶのは目に見えていたのだ

前場の取引で、損失が1800万円を超えた、このままでは危ない

午後からも暴騰は止まらないかったのだが、結局1700万円のマイナスで取引が終わった