第1章 その3 虚ろな目 | 小説 床屋に通う女 美容院へ通う男 フェチ マゾ SM

小説 床屋に通う女 美容院へ通う男 フェチ マゾ SM

この小説は、特殊な性癖をもつM女性が通う床屋のお話です
話しの一部は現実ですが、話を盛り上げるために一部妄想でもあります

小説の内容は、性的な表現もございますのでご了承ください

カットチェアに座り、うつむく愛子は幼い小学1年生

どのような髪型にしてほしいだとか散髪に注文ができる訳もなく

ひたすら、可愛くカットされることを神に願うばかりであったのだが

過去の経験から、男の子みたいな髪型になるのが目に見えていた

 

ハサミを持った店主は、愛子の右側から愛子の右の耳の周りの髪を切り始めた

耳に掛かった髪の毛が綺麗に切り落とされた、左耳の髪も切り落とされてしまう

斜め後ろから見られたら男の子に見えると思う瞬間であった

今度は前髪を真っすぐ水平にハサミで切られることが愛子には解っていた

薄目を開けて鏡でその瞬間を見た愛子は驚いた

「いつもより短い」

店主は暑いから少し短く切ろうとしたのだが少し切り過ぎたのであった

それを見ていた奥さんは、店主を怖い目をして睨みつけてから

「あら愛子ちゃん可愛くなったね、良かったね」と愛子に話かけた

 

店主はハサミをバリカンに持ち替えて、愛子の座るカットチェアのコンセントにバリカンを繋いだ

店主はバリカンのスイッチを入れてカタカタと言う音をチェックしてまたスイッチを切った

そして数秒間 愛子の後ろから愛子の襟足を見て、どれだけ短くするか考えた

前髪と合うように後ろもいつもより短めが似合うだろうと店主は考えたのであった

そして再びバリカンのカタカタと言う音が愛子の耳に聞こえた

愛子はすこし首を縮めて目を瞑った、嫌だ嫌だ止めて

愛子の思いは届かず、いつもより短く刈られてしまったのは言うまでもない

しかしこの時、愛子の気持ちは心の思いと裏腹に、もっと短くして欲しいという思いが芽生えた

カットクロスで動けない、思いは届かない

それでも、もっとと望む、そんな別人の愛子が愛子の中に現れた瞬間であった

その別人の愛子の目は虚ろだった。