小説 床屋に通う女 美容院へ通う男 フェチ マゾ SM

小説 床屋に通う女 美容院へ通う男 フェチ マゾ SM

この小説は、特殊な性癖をもつM女性が通う床屋のお話です
話しの一部は現実ですが、話を盛り上げるために一部妄想でもあります

小説の内容は、性的な表現もございますのでご了承ください










はじめまして
著者の梶本です

床屋散髪への
フェチズムを
強く感じる方へ

生まれ育った環境
出会ってしまった
人、そして快感
抜け出せない
堕落した人生を過ごし
日々の快楽に溺れる

そんな小説です

最初から読む

登場人物

愛子
幼くして不幸

梨花
私の嫁
生粋のサディスト

南部
梨花の奴隷

洋子
不良グループの一人
美容院の娘


大阪で床屋を営む
現在50歳



生放送はスタジオに切り替わり

スタジオの出演者も大きな口大きな目を開けていた

番組の進行が凍り付いていました

「めぐみさんお疲れさまでした」

「さて次にのお店に入る前にCM行きましょうか」

番組の編成も危機的状態であった

 

めぐみは、私の前で深く頭を下げて「ありがとうごじました」と言いましたが

頭をあげて私の目を見ることまなく

涙を拭いながら店を出て行った

愛子はめぐみの髪の毛をほうきでちり取りにかき集めていた

愛子は囁いた

「髪の毛は女の命なのに」

そういいながら私の目を見ました

どことなく恐そうの目で

今まで見たことのない心境だったようですが

愛子の心の中を覗き見ることはできませんでした

そしてめぐみの髪の毛はゴミ箱に捨てられて行きました

 

めぐみはロケバスに戻りましたが

動揺が収まらすディレクターが肩にてを回して

慰めていたのですが

カンペに書かれた文字がめぐみの脳裏に映っていました

SNSでは「めぐみバッサリ」が検索キーワードで1位になり

SNSじょうでは色んな意見が飛び交った

なかには、カジモト許さない オッサン許さん

電話のベルが鳴って愛子が電話を取った

オヤジ出せ殺すぞと聞こえる

電話はその日一日鳴りやまなかった

 

「愛子、今日は閉店にしようもう商売にならないかも知れないね」

「愛子、すまない事をしたな」

私は愛子に謝った

 

愛子は幼少期の思いをこう感じていた

 

理髪店で男の慣性で髪を切られる恐怖感

男の人のセンスで髪を切られる違和感

逃げ出した気持ち

布一枚を巻かれただけで動けないこと

目の前のめぐみの姿は自分の幼少期と重なったのであった

涙を流すめぐみの気持ちを考えると

体が熱くなったが

心の何処かに「もっと男の子みたいになれば良い」と思った

 

この事態を誰も止めようとしない違和感があったが

めぐみは最先端のファッションとメイクにヘアスタイル

バッサリ切られた前髪のめぐみに姿が

愛子の目には美しく映った

美人はどんな髪型でも

悲しい表情でも美しく見える

羨ましかった

 

 

朝から煙草に火を付けた、煙草の匂いが手に着くと嫌がるお客様がいるのですが

梨花のことが頭から離れなく何もしないで過ごせなくなっていました

愛子がいつもより早くやってきた

慌てて煙草の火を消したが愛子のご機嫌を損ねてしまった

カジモトの店内は既に愛子が衛生管理をしていたので申し訳なく思った

 

香枝とめぐみは

8チャンネルの生放送の収録の打ち合わせであった

天満の駅前でタクシーを待っていた

めぐみ 「 少し寒いですね 」

香枝  「 今日は外のロケなんでしょ 」

めぐみ 「 寒い日のロケは嫌なの 」

香枝  「 貴方なら大丈夫でしょ寒さなんて辛い内に入らないは 」

 

局での打つ合わせを終えて、ロケバスに乗って移動中

香枝はめぐみのメイクをチェックしながらこう言った

香枝  「 明るく振舞ながら、目で訴えるようにならないとね 賢い大人らしくね 」

香枝のメイクは魔法のようにめぐみの目を力強く見えるように手を食わせた

 

12時から始まる番組のスタンバイで待機

アポなしで商店街のお店を直撃する番組であった

香枝  「 私達の第二の地元の商店街だけど歩いたことないわね 」

二人は、カジモトが梨花の家だとは知らなかった

そして12時を迎え、一件目のお店の扉を開いた

カジモトであった

 

私の性格は温厚で優しいと世間では見られていますが

実はそうでもないともいえる

温厚と引き換えに我慢という心理的な負担を負っています

時々、自分がコントロールできなくなりそうな時も

「諦め」という解釈をすることで納得し、乗り越えてきました

こいう性格になった理由は多々ある

美人の嫁の言うことに逆らうことなく過ごすことに

違和感がなかった、梨花の笑顔に癒されていた

 

今日は違っていました

帰ってこない梨花を心配していることは愛子以上である

そんな心理状態で迎えたテレビの取材であった

めぐみは飛び切りの美人ではあるが

私は梨花のことが心の底から愛していた、めぐみなど比ではなかった

テレビ向きの大げさなメイクをされた目が私にはこうみえた

何様の思ってるんだ、付けあがり過ぎたなんだよ

お前に容赦する必要はない

 

昭和に建てられた床屋にしては清潔感のある店だと思っためぐみは

店内を見渡しながら行き届いた衛生管理をアピールしました

めぐみはカットチェーに座りながら床屋を楽しむ感じでレポートをすることにしました

椅子に座ると男の人って「刈上げ」とか注文してるイメージがあった

めぐみも幼い頃に父を床屋に行った思い出があり

その時は、満面の笑みでレポートしてました

極自然に「 刈り上げでお願いします 」と口にしていた

 

若くて可愛い愛子に目が止まった 愛子であった

愛子は薄緑のカットクロスを手に持って立っていた

この店には不釣り合いの若い店員、違和感しかなかった

世の男性はこの店員にどんな性を感じているのかと思うと寒気がした

少し時代遅れの白衣着たこの子の考えた男を虜にする罠なのか

うまいことやってるんだな、こんなお店でも儲かる訳だ

 

その瞬間が訪れた

 

美容院のクロスと違いカジモトのクロスには嫌な臭いがした

そして少し不衛生な感じがした

 

私は薄緑の刈布を少し強い目に巻いてやると

めぐみの体は凍り付いたように固まっていました

許せないという気持ちが私の頭の中にあった

お客様のオーダーは刈り上げ

私は真面目な理髪師です

バリカンをめぐみの首すじに当てがっていた

長い髪が床に落ちた

 

テレビカメラマンがめぐみの正面から背後に回ってきた

ADらしき方も凍り付いていたが

私に対してカンペを出してきた

「 続けてください 」 と書いてあった

テレビの視聴者は私のバリカンの動きに釘付けになっているのは間違いなかった

 

私も鬼ではない、

私   「 可愛い髪型にしてあげますよ安心してください 」

めぐみ 「 お願い致します 」 

テレビの生中継を続けることにめぐみはプロとして覚悟を決めていた

視聴率が騰がることと、SNSの炎上に旨味を感じていた

視聴者は哀れみを感じさせたほうが自分に得がある

涙を流した

 

しかし、膝の上のに落ちた切り落とされた髪の毛を掴んだ手に力が入っていた

髪の毛をバッサリ切られると誰でもそうなるのですが

テレビの視聴者にはどのように映っていたのかは想像できなかった

可哀そう 止めて 中には、坊主にしてしまえ なんて思っている人もいるだろう

そう思うともう一人の私がもっと上までバリカンを入れるように囁く

取り返しのつかない当たりまで刈り上げてしまった

 

必死に耐えていためぐみの頬に一筋の涙が流れていた演技ではなかった

何日か前に梨花の髪の毛を切った仕返しをしているとは思ってもいませんでしたが

めぐみは、梨花の髪の毛を切った時の梨花の気持ちをそのまま味わっていた

めぐみは、止めてという言葉も出ないまま鏡を見ることも出来なかった

前髪も眉の2cm上でバッサリ切ってあげました

せっかくの香枝のメイクが台無しになり

あどけない子供のようにオデコが丸出しになり

10歳は若返らせてやったからね感謝しろよ

気分は良かった

 

もう今までのキャラでテレビには出れないとめぐみは思っていた。