人材育成に欠かせないこと。 | チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

京都・組織人材育成シーエスリレーション代表ブログ。

人材育成というと「教育」という部分が大きくクローズアップされがちですが本質は「教える」ことよりも「聴く」ということの方が時間を使うものです。



育成という視点でみれば
「やらされている」うちは、まだまだ育成の初期段階に過ぎません

やらされてやっていることは、考えて行動していないので体でなにかを体感している時期に過ぎません。



本当の意味での育成とは
「やります」→「どうすればできるようになるか」
を本人の中から出て来てこそはじめて育成の一歩になるのです。


本人から出て来るように道を創ることが育成の基本ということです

そのためには「相手のいまを知る」という部分で相手の考えや想いを聴くことが最優先事項になってきます



そんなことより「やらせた方が早い」と思いがちですが
短時間で、えいや!と強引に動かしたツケは必ず後から出てきます


するとそのツケを改善するために要する時間が無駄な時間になってくるのです。

うさぎとカメの話とはまた違いますが、遠回りであるように見える道の中にこそ人材育成の基本が隠れています


あえて、時間がかかるようなことをすることに意味があるかどうかは数ヶ月も経過すれば意味を実感できます

急がば回れ
基本を大切にするという言葉に表すならば「人を大切にする」ということに繋がってきます。ひとを大切にするということは相手を否定しないことからスタートします

しかし忘れてはならないこともあります
それは礼儀やマナーなどはルールを守り厳守させることです。
そこを曖昧にすると全体の士気が落ちてしまいます。



相手を知るために聴くことで、相手を承認する。


そのうえで基礎ルールやマナー、礼儀は厳しく指導する。


そして育成の基本である「やらされる」から「やります」になる道をつくり「やれるようになる方法」を教えること。


自分から発信したこと決めたことは自分でなんとかしたい!となるのが人だからです。
どうしたらいいのか、に適切なアドバイスする。

あれこれ指示を出したり命令したり。
説教をしたり、横柄な態度を取る上司や人材育成のコンサルタントも多いですが。

尊重無くして人材育成は無い。
相手を、会社を、経営者を、社会を、先人を。
尊重していれば必然的に態度や言葉に出てくるものです。

これが人を育てるという基本ですね。