男性と肩を並べようとか思わなくていいのですよ。 | チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

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京都・組織人材育成シーエスリレーション代表ブログ。

女性経営者からの相談で耳に残るフレーズのひとつが
「男性に負けたくない」的な言葉。


輝香先生はバリバリ仕事していらっしゃるから~!と言われますが、特にバリバリって感じでもないのです。

同業種の経営者で女性の場合は、恐らくもっとスーツなどをパリッと着ていて話し方もパリッとされているような印象がありますが私はそうではないのです。


そもそも会社勤めをしていた頃もですが男性に負けたくないという発想はありませんでした。


営業時代は男性だけの中に、わたしひとりが女性でしたが特に意識したことも無く、逆に居心地が良かったくらいです。

当時は営業職に女性がほとんどいない時代でしたから担当になった私に対してはじめは「なんや!!女性の営業をつけるとはうちをなめてるのか?」と言われたものです。


でも、実際に担当になって1ヶ月も過ぎれば取引先の経営者様たちも理解してくださって大きな売上をどんどん作れるようになっていきました。


女性と男性。
どっちでもいいじゃない?というのが私の意見。

男尊女卑とか男女雇用問題とか、男性と女性の差別について色々な問題が問われていますが、私はまったく意識していません。

理由は簡単。仕事は性別じゃないからです。
男性だから・・・と思うのは男性がたまたまビジネス社会に人口として多いからです。

また男性と肩を並べたいとか、男性に負けたくないという感情も違っていると思います。

男性と女性がいるならば互いに良いところを伸ばした方が強みになるからです。

女性は女性ならではの配慮ができたり、男性は瞬発力でいざというときのパワーが素晴しかったり色々ありますが、認め合って仕事をした方が気持ちよく仕事ができます。


男性に負けたくない、と思うのは
今現在、男性に負けていると感じているからではないでしょうか。

経営者も圧倒的に男性が多いものです。
私も経営者の集まる会に、いくつか属していますが女性は全体の10%未満です。

でもですね・・・考えてみてください。
そんな低い比率だからこそ、いいこともあるのです。

まず、100人集まっていても7名くらいしか女性がいない場合は、女性であるだけで注目されます。それだけでも多くの経営者の目に留まります。

時折、失礼な方もいて女性だからとやたらとスキンシップをされる男性もいらっしゃいますが、それもいちいち気にしていません。

さらりとスルーできるくらいの度量が必要ではないでしょうか。

ビジネス社会は男性が圧倒的に多い。そんな中で独自の経営をしていくのであれば男性に負けたくないなど思う必要はなくビジネスで勝負すればいいのですから。

経営者に男性も女性もない。
男性だから得だよね~!なんて思っていたら大間違いです。
男性から見れば女性は得だよね~!と思っていますからね(笑)

それはお互い様。


そんなことより男性の持つ「男性脳」を学ぶ方がいいことがたくさんあります。
女性は女性ならではの視点で事業をすればいいのです。


これは会社に勤めていても同じです。


最近の男性は・・・なんて言っていることがナンセンス。


互いに認め合ってこそ、いい仕事ができる。そしていいアイデアも生まれる。


キャリアウーマンという肩に力が入った仕事の仕方より、女性経営者なら好きな仕事を選んでこの道を歩み、キャリアを積んで行く方が楽しい。

女性だからこその楽しみ方。それをビジネスの場でも発揮してほしいと思います。


あ!だからって男性に媚びるのではないですよ(笑)
それは、みっともないですから。

ちなみにわたしは第一印象は「癒し系」と言われますが、ちっとも癒されない性格です(笑)

わたしを知る方々はそのギャップをご存知ですので「癒し系」発言をすると大笑いされます。


まぁ、キリリ!!!とはしていませんが。
そこもまた自分の強みではないか、と思っています。


男性に負けないより大事なのは「自分に負けない」ことです。

昨日より今日。今日より明日。
自分に納得がいく毎日を送れるほうが素敵ですよね!