印刷物のように人はコピーできない。 | チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

京都・組織人材育成シーエスリレーション代表ブログ。



社員がもっとこうなればいいのに。
部下がもっとこうなればいいのに。

こうなればいい、と願う気持ちは期待も含めて誰もが持っていますよね。

しかし、思うようにはなかなかならないもの。

やれ、と言っても思うように動かない。
こうすればいいよ、と言っても思うように動かない。

そこにストレスを感じることは経営者やリーダーにはつきものかもしれません。

しかし、思うようになるということは自分のコピーを作るような感覚ではないでしょうか。

人は印刷物のようにコピーはできません。

そして行動や思考が様々あってこそ社会は成り立っているように、組織も同じです。

思うようにならないから、組織は動く。
思うようにならないから、考え努力する。

こうなればいいのに、という思いは相手を否定するのではなく立場の違いや個人を認めるという土台があってこそ思いが伝わる。

こうなればいいのに、の表現が否定や注意ばかりでは人は気持ちよく動いてはくれません。
やらされていてやっていても楽しくない、これが現実です。

楽しくないと知恵も涌かない。
楽しいとは期待されている、と感じたり、自分が行動したことで結果が出たりした時に感じるもの。

もうなればいいのに、の根底には「こうなってほしい」という期待と相手へを認める気持ちがあってこそ実現していきます。