中小企業様を支援していると、営業が面白くないという人(若いとは限らないが)を見かけます。


なぜなら、営業を一人で任されているか、歳の離れた先輩社員、もしくは社長というような少人数のケースが多いからです。


社長はもちろんのこと、歳の離れた先輩社員は、会社の全体のことが分かっているのに対して、面白くないと感じている営業の社員は、全体が見えていません。


指示されたことを実行しても、すぐに成果は出なくて不安になります。


中には、社長や先輩社員から、成果が上っても、ラッキーで済まされるのも見かけます。


私の経験では、営業というのは不安があって初めて成長すると確信していますが、それには、周囲の応援が必要です。


時には、ラッキーと思っても、ラッキーも動かなければ起こりえないことと、評価して口にすることです。


業績だけでなく、社長や先輩社員の指示や指導をまじめに実行していることを、口にして評価してあげましょう。


そして、何より肝心なことは、実際に実行して小さな成功をしていることを見つけてあげて下さい。


私が支援する営業支援とは、それが中心の支援の内容です。


成功したことを見つけてあげる、そして、その成功した営業活動を続けていることを評価し、その中から、また成功した内容を見つけてあげることが、面白く業績を上げ続けるコツだと信じています。


実際にそれで多くの人が成果を上げています。


実行したこと、そこから成功したこと、失敗したことをいっしょになって確認することです。


中小企業様の少ない人数で社員教育に時間が割けないことも理解できますが、最初の1年ぐらいは、いっしょにお客様に回って下さい。


いつもは無理だと言われるなら、週一、譲って月に二回程度は、同行して下さい。


そして、失敗をする理由を見つけてあげて下さい。


指摘することではありませんし、人の失敗を見つけるのは簡単なことです。


失敗する理由を見つけて指導することは、応援だと思っています。


応援する気持ちと言葉が無ければできません。


そして、その人の良いところを知らなければできないことです。


不安の気持ちでいる営業社員は、自ら、その気持ちは言えません。


多くの人は、その結果、自分はできない、という意識に陥りがちです。


中小企業様、営業は個人で行うものではありません。


会社全体で行うものです。


客先から「こんな値段なら高くて買えない。」と言われて悩んでいる営業がいたなら、会社として、判断してあげて下さい。


「そんな価値の分からない客なら、断っても良い。」ぐらい言ってあげて下さい。


若いときに先輩上司から言われた言葉を思い出しました。


「自分が正しいと思ったなら、一番の得意先をゼロにしても良い。その代わり、それ以上の一番の得意先を作れ。ただし、そう判断する前に、そのお客様のところに俺を連れて行け。」


その言葉を聞いて、私は、常に一番の客先を入れ替えることをしてきました。もちろん、一番の客先の業績をゼロにするのではなく、なるだけ落ちないようにして、次の客先の業績をもバスことを意識しました。


そのぐらい言ってあげて下さい、心からお願いいたします。




営業体制強化、営業の人材育成なら、お任せ下さい。
中小企業様の多くは、「すごい商品を開発出来た。」「特許がとれた。」「他社に負けない商品が出来た。」と、商品になる前の「ものづくり」に関心が高く、そこに資産を投入しています。


その上で、販売して欲しいとの依頼があります。


しかし、少しお待ち下さい。


営業もブランディングの中で考えることです。


前にも述べていますが、お客様の視線で、その「もの」は、お客様の何の不満を満足させるものかから始めます。


そして、その「もの」を求めているターゲット客層は、どこにどの程度あるのか、を具体化します。


もちろん、競合他社も徹底的に調査しなければならないのは当然です。


それを終えた後、いや並行して、どう見せるか、どう提案するか、価格や掛かる販促費なども検討することになります。


では、営業面では、何を考えなければならないでしょうか。


まず、ターゲットの客層、その規模によって、どうやったら早く知らせることができるか。


ネーミングをどうするのか。


自社の営業力を冷静に分析して、直販なのか代理店販売なのか。


直販なら、どう露出して、どう広げるか。


代理店なら、どうメインに扱ってもらうか。


商談発生時には、どう受注に持っていくか。


納品後のフォローはどうするか。


万が一、不具合が発生した時には、営業はどう対応し、会社としてどうバックアップするのか。


これらは、販売する前、いや開発時点で、すでに検討されなければならない必修課題です。


これを疎かにしたら、売れるものも売れません。





商品のブラッシュアップ、販路開発についてのご用命は、お気軽にどうぞ。
「お客様は第一印象で決める。」というのを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。


誰も、第一印象が良くない人から買いたいと思わないのは、当然のことでしょう。


今日、iPhone5を購入しました。


理由は、ここ数日、それまで使っていたiPhone4の調子が良くなかったからです。


実は、昨日も電話が掛かってきても鳴らず、着信履歴だけが残っているという不具合が分かり、携帯電話のショップに持ち込みました。


その時は、不具合の調子が再現せず、ようすを見るということで引き上げました。


iPhone5に代えると、月々の通信料も上ると聞き、毎月のことなので踏ん切りがつかなかったのが理由です。


そして、今日、明確な不具合が分かり、同じショップに持ち込みました。


当然、ショップでは原因が分かるはずもなく、前述のようにiPhone5を購入したというわけです。


昨日と今日、対応してくれたのは、別々の女性です。


iPhone5に興味はあったのですが、今日も昨日と同じ女性だったら、もしかしたら買わなかったかもしれません。


今日も、横で別の客の対応をしていたのでようすを見ていたのですが、声が小さいし、笑顔がない、何より楽しそうに見えないのです。


一方、今日、私に対応してくれた女性は、声がハキハキして、きっぱり言い切るタイプ。


どちらも、たぶん20代に見えましたが、はっきり言って、顔は覚えていません。


いや、逆に、昨日、対応してくれた女性の顔のほうが思い出せます。


でも、それは前述したように、良い印象ではありません。


それに対して、今日の女性の声や話し方の印象のほうがはっきり残っています。


私が営業の世界に入った時、営業の大半が電話でした。


顔が見えない分、声のトーンを上げて話すことを教えられました。


それから30年、電話の向こうやお会いするお客様に、「いつも元気だね。」と言われます。


自分の負い目ですが、決して活舌が良いほうではありません。


はっきり言って、悪い方です。


第一印象、見た目を意識、指導する人が多いですが、声のトーン、話の内容より話し方、これって意外と忘れていますよ。





営業人材教育、営業施策についてのご用命は、お気軽にどうぞ。
これからの世の中、大きく分けてネット販売と対面販売の二つしかなくなる。


もしかして、もう既にそうなっているのかもしれない。


デパートの売上が、ネット販売の売上に抜かれてから久しい。


コンビニも対面販売とは言えない。


無人レジが、さらに普及すれば、いずれコンビニの店員も不要になる。


なぜなら、商品を選択するのに、コンビニの店員と会話する必要がないからだ。


私の前職の客先の工場では、ずいぶん以前から、ファクトリオートメーション(FA)の導入が盛んだ。


販売の面では、まだ人に頼っているところがあるが、今の販売の仕方なら、オートメーション化を進めていっても弊害はないのではないか。


多くの飲食店では、回転寿司のように、パネルでメニューを選択すると、コンベアに乗って注文した食品が流れてくる。


そんな時代も、もうすぐではないか。


では、コミュニケーションセールス(造語)とは何か。


それは、お客様に対面して、お客様が気付いていない欲求を引き出すことを使命とする職種である。


その職種は、今後、必要なのだろうか。


答えは、YESである。


今、お客様が、自分が求めている商品、サービスについて、独力で選ぶことができないものが多いはずだ。


そこに、お客様自身が気付いていない真の求めている欲求を認識させるコミュニケーションセールスが必要になる。


中小企業の経営者様、貴方の会社の商品、サービスを販売するために、オートメーションを選びますか、コミュニケーションセールスを選びますか。








コミュニケーションセールスが必要だとお考えの経営者様なら、ぜひご用命下さい。
経営者様、経営幹部様にお尋ねします。


貴社の営業は、他と何が違いますか。


ベテランが多い?だから、対応力が違う。


若い人が多い?だから、機動力が違う。


元気がいい?


お客様のことを一番に考えている?


これって、人が変われば、また一からやり直しではないですか。


社内教育が徹底できている?


では、対応力を何で測っているのですか。


機動力は、他社と違ってどのぐらい速いのですか。


元気がいいは、具体的にお客様にとってどんなメリットがあるのですか。


お客様のことを一番に考えているとは、具体的にどんな行動に表れているのですか。


経営者様、経営幹部様を筆頭に、社員全員が同じ考え方、行動ができていると言い切れますか。


もう個人に任せる旧来の営業のやり方を止めましょう。


対応力は、誰が対応しても、同じ答えができる情報を共有するシステムが確立できている。


機動力は、50km圏内のお客様には、2時間以内。100km圏内には本日中に訪問します。


元気がいいは、否定言葉を使いません。必ず、プラス提案をし、記録に残します。


お客様一番の対応は、電話口で30秒以上待たせません。お客様からの問合せは、5分以内に折り返しご連絡をさせて頂きます。


全て、誰もができているか、具体的な数値で検証できるようにしましょう。


営業は個人の力という従来のやり方、認識を捨てましょう。


従来のやり方、営業への評価を変えることは、営業革命と言えます。


一人一人のお客様対応は、会社全体(組織)で行うという考え方を徹底しましょう。





営業組織構築、営業指標づくり、進捗管理についてのご用命は、弊社までお気軽にどうぞ。