このところ、デフレの勝ち組といわれた牛丼やマクドナルドの業績悪化が話題になっている。


前のブログで述べたが、街は変化する。


人の流れはもちろん、住んでいる人も変化する。


正確に言えば、年老いていくのだ。


マクドナルドの顧客層といえば、ファミリー層。


牛丼といえば、ビジネスマンが対象だろう。


また、立地では、郊外の主要道路沿いと決まっていたように思う。


今でも、主要な国道沿いでは、マクドナルドや牛丼店だけでなく、多くの外食チェーン店が乱立している。


しかし、街は変化している。


しかも、少子高齢化に加え、若者の車離れも進んでいるのだ。


従来の郊外店では、集客が難しくなっているはずだ。


そこで、いち早く(と言っても遅いぐらいだが)すき家は、駅近辺に店を展開しだしたように見える。


関西の私鉄沿線、それほど大きくない都市の駅前に、すき家の新店が見られるようになった。


そんな報道を見た記憶がない(私だけかもしれない)が、もしそうなら、それは確かな戦略と考える。


値引き合戦からの撤退、メニューの充実、高価格化、これも間違いのない戦略だが、要は客に来てもらわなければ、業績の回復はない。


関西では、大阪駅をはじめ、大都市の駅周辺の開発が進み、その沿線の駅周辺が廃れ出した。


軒並み、飲食店を始め、個人商店がなくなっている。


あるのは、コンビニエンスストアだけ。


若者だけでなく、高齢者の単身世帯が、その周辺で不自由な生活を余儀なくさせられている。


そこに気付いた企業だけが、勝ち残れると確信しているのだが・・・。





個人飲食店経営者様、生き残り策をお考えなら、ご相談下さい。
営業の醍醐味は外出にあると、勝手に思っている。


それは、仕事を理由に色んなところに行くことができるからだ。


ルートセールスで同じところを廻っていても、毎日が違う光景に出くわすことがある。


ましてや、久し振りとなれば尚更だ。


今日は、同じ京都でも20年前には高級住宅街と言われていたところを廻った。


名古屋出身の私には、京都の中心の隣接する住宅の建て方に驚いたものだ。


隣が火事を出せば、両隣り何件もが延焼するほど、隣と数十センチしか間がないのが当たり前。


そんな土地柄で、広い敷地に庭を備えた高級な住宅が集まっているところだ。


ところが、久し振りに廻って驚いた。


廃墟になった住宅が、あっちこっちに見られたのだ。


また、駅から近いにも関わらず、飲食店がない。


以前は、おしゃれな洋食店や料亭が何店もあったと記憶している。


そんな店が全て無くなっている。


高級住宅街だから、近くに若い人が働く工場、ビジネス街もない。


ということは、若い人が集まってこない。


街は廃れる一方だ。


今は、富裕層は都心の高級マンションを選択している。


ここで言いたいことは、人、見込み客は移動するということだ。


20年前、10年前、いや数年前と街は変わる。


数年前にあった見込み先が、ある日、突然無くなっているのが現実だ。


営業なら、以前の記憶に頼ることなく実際に自分の目で確認することだ。


街にも導入期、成長期、成熟期、衰退期があることを認識すべきだ。


以前の記憶、知識、情報が役に立たないことを念頭におき活動することをオススメする。















iPhoneからの投稿
つい最近、2013年の世界での携帯電話販売台数が10億台になるという記事を見ました。


そのうちの半分が、スマホになり、徐々に、スマホが従来の携帯電話との差を広げていくという予測です。


すでに、携帯電話とスマホで10億台が売れているので、併せて20億台になる計算です。


まさに、世界で個人向けの商品が売れる時代が到来したという印象です。


昔の人と言われるかもしれませんが、以前、電話は固定電話でケーブルでつながれたもの。


ということで、大半は一家に一台という代物でした。


それが、個人に一台どころか、仕事で利用する人によっては複数台になっています。


ある国際機関のデーターによると、世界の固定電話件数は10億4500万台と発表されています。


ということは、まもなく携帯電話が、その数を越える、いや、すでに越えているかもしれません。


そこに拍車を駆けたのが、スマホの出現でしょう。


携帯の音楽プレーイヤー、携帯のラジオ、携帯のノートパソコン、携帯の地図(ナビ)、携帯のゲーム、携帯のカメラ、携帯のテレビ、諸々の個人の欲求が、スマホ一台で満足できるようになったのです。


そこへ、タブレットが各社から販売されました。


それによって電子書籍、映画やドラマなどのコンテンツも、画面の大きさに対する個人の欲求を満足させてきています。


一家に一台だった機器、これらを開発、製造している日本のメーカーは、これを過少に評価しているように思えてなりません。


さらに、日本においては、これから単身者世帯が急増することが予想されています。


個人の欲求を満たせるものに特化するか、集団、グループなど多くの人の欲求を一同に満足させるものに特化し、集中徹底して研究開発するべきではないでしょうか。






市場のニーズ調査、商品のブラッシュアップ、販路開発についてのご用命は、お気軽にご相談下さい(相談無料)。

営業は、本当に毎日が不安で一杯だ。


不安のない営業は、余程の自信家だと思う。


もちろん、長く同じ商品を扱っていれば、買って頂けるお客様というのが分かるだろう。


例えば、マラソンのシューズを扱っているなら、マラソンの愛好者に情報を届ければ良い。


問題は、どこに、その愛好家がいるか、である。


まずは、マラソンのシューズと他のシューズとは、何が違っているか、分かっていなければならない。


そして、さらにマラソンの愛好者が、何を求めているか、を知らなければ情報を届けることができない。


2つを理解した上で、マラソンの愛好者が、どこに集まるのか、どう情報を伝えるのか、を考えて実行に移せば良い。


今、日本各地でマラソン大会が行われている。


自治体主催が多いはずだ。


ならば、それを追っていけば良い。


余程大きな大会でなければ、だいたいは、地元からの参加者が多いはずだ。


それが分かったら、地元のスポーツ店で、マラソンのスポンサーになっているところを探せば良い。


そして、そのスポーツ店が、扱うメリットを提供すれば、自ずと、マラソン愛好者に買って頂けるようになる。


どうですか。


簡単でしょ。


営業の皆さん、貴方が、今扱っている商品は、どこにもっていけば買ってもらえるか、分かっていますか。


そして、そこへの情報提供はできていますか。


ホームページを作っているから大丈夫と、間違った安心をしてませんか。





ターゲット顧客が見つからない中小企業経営者様、ぜひ、ご相談下さい。
グローバル化が叫ばれて久しい。


みんなが求めると分かったら、次から次に参入してくる。


スマホ、タブレットしかり。


以前だったら、液晶を代表とする薄型テレビしかり。


これからを予想すると、EV、ハイブリットカーが、そうなるだろう。


現に、省エネの代表格、太陽電池が各社参入して、価格の下落が激しい。


世界第二位、三位のメーカーでさえ、赤字に追い込まれ、破綻している企業も出ている。


世界でさえ、そのなのだから、狭い日本では、もっと新規参入が激しくなっている。


その例が、スターバックスに代表されるコーヒーショップ。


あっという間に、日本全国に広がり、いまや955店舗を展開している。


それに続き、マクドナルドの無料コーヒーキャンペーン、100円コーヒーだ。


それにより、2009年、2010年は、過去最高の収益を上げた。


そして、この2013年は、セブンイレブンが100円コーヒーに新規に参入した。


当然、この背景には、コーヒーの愛好家が増えたこともあるだろう。


とくに、女性にコーヒーを飲む人が増えたという記事を見たことがある。


しかし、その数は、現在のスターバックス、マクドナルド、セブンイレブンを初めとしたコンビニ各社の全ての業績を伸ばすほどの量にはなっていないことが、容易に想像できる。


要するに、顧客の奪い合いである。


もちろん、コーヒーを扱うことで、各社にメリットがある。


スターバックスは、広い店内で、ビジネス客を取り込むため、長居をしてパソコンを開いている人、打合せをしている人、大学生などは勉強をしている人も見かけることができる。


一方、マクドナルドは、安価なコーヒーを扱うことで、ファミリー層以外のビジネスマン、女性熟年層に、顧客を広げることを狙っている。


そして、後発のコンビニは、コーヒーの販売に併せて、サンドイッチやケーキなどのついで買いにより、客単価を上げるねらいだ。


こうやってみると、各社に扱うメリットがある。


では、デメリットは何か。


スターバックスは、コーヒー専門店である。


持ち帰りを目的にした顧客が、マクドナルド、コンビニに流れてしまうことは、十分に考えることができる。


スターバックスは、他に比べコーヒー単価が高い。


顧客の減少によって、売上の減少が、もろに響くのではないか。


マクドナルドは、もう既に、話題になっているように、商品の煩雑化や、顧客の長居により、顧客の回転効率が落ちている。


100円コーヒーで店内に長居されては、顧客単価の高い客層が入店できない。


店内の滞在時間制限を設けているところもあるかもしれないが、客単価で制限を設けるとしたら、決して良い評判にはならない。


最後に、コンビニであるが、最近、都心では飲食スペースを確保した店舗も増えている。


従来よりも広いスペースが必要だが、当然、スペースは限られる。


さらに、缶コーヒーの売上に応じて、他の飲料の減少が、十分に考えられる。


また、店内清掃などの従業員の作業が増える。


さて、どの業態、メーカーも参入前に、十分に検討して参入に踏み切ったはずである。


とくに、先発メーカーであるコーヒー専門店、マクドナルドなどは、後発のコンビニに対して、守りでなく、攻めの戦略を考えなければ、限られた顧客を奪われてしまうことは間違いない。


このことは、どの業種でも言えることではないか。


これから今以上、さらにグローバル化は早くなる、遅くなることはない。


ならば、先発メーカーは、後発メーカーが参入してくることに備えて、さらに新しい商品、サービスを準備、計画、先手を取って販売していかなければならない。






顧客の拡大、市場の視点を考慮した営業戦略を構築します。ぜひ、ご用命下さい。