こんにちは。
不安解消カウンセラー上土井好子です。
(詳しいプロフィールはこちらです。)
昨日、元貴乃花親方と景子さんの離婚報道が報じられ、朝から、どこのテレビ局もこの報道でもちきりの様子でしたね。
「離婚」という言葉に危機感を募らせる人もいれば、「離婚」が新しいスタートだと感じる人もいると思います。
昔は「離婚」ってネガティブ一色でしたが、昨今は、「離婚」をポジティブに捉えている人も多くなってきました。
「離婚」を言われた側(妻→夫、夫→妻)は、なんとなくそういう兆候に気づいていた人もいれば、本当に青天の霹靂のような人もいます。
でも、だいたい言われたら、なぜ離婚したいと思ったのか、理由を探すと思います。
それも、だいたい直近から探していきます。
ところが「離婚」を切り出した側が語られる理由というのは、そんな直近のことが原因というのはほとんどありません。
あったとしても、それは単に離婚に踏み切るきっかけにしかすぎません。
そして、重い口を開いて語られる最初のことは、遠い遠い過去の出来事も多いのです。
「あのとき、あなたは〇○と言った」というように。
「離婚」を言われた側は、「えっ、なんで今そんな前の話をだすの?もうあのとき終わったことじゃない」と思うんですよね。
そこでまず二人の間でズレが起こります。
「離婚」を言われた側は混乱しているので、これだっていう明確な答えを欲します。
それがわかれば、それを解決しようと考えるからです。
しかし、「離婚」まで決意させるということは、そんなに単純明快ではありません。
「離婚」を切り出した側が最初に語った遠い過去の出来事は、それが原因ではなく、おそらくそれが「起点」となって、そこから何かが積み重なっていったからです。
あのとき、スパっと別れていればよかったと後悔するかもしれません。
だけどその、あのときの「起点」の出来事は、ちょっとしたショックとともに混乱の中過ぎていき、なんとか立て直そうとしていた頃だと思います。
自分の中に出てきた違和感や怒りや無力感は、そのときどきで、抑えたり忘れたふりをしたり、自分をなだめたり、気分転換したりしながら毎日を送っていたので、全部が全部覚えているわけはありません。
ただ言葉として出てくるものは、「いろいろなものが積み重なって」ということだけにいなります。ひとつひとつに必死で対処していくなかで、「もう無理」ってなったときに、なにかのきっかけがあると、それが「決意」に変わります。
そこから「離婚」をすぐに切り出すというわけでもありません。
「決意」してからも、自分やまわりのことを考え悩み、そしてどのようにいつ切り出すかもずっと考え続けたあとの、「離婚してください」なんです。
こういうことって、「離婚」だけではなくて、仕事をやめようと思うときも、いい子が大人になったとき、突然反抗期になるのも、ある日突然学校に行けなくなるときも、同じようなことが言えるかもしれません。
わりと早く「離婚」が成立する場合もありますが、思ったよりも長引くことも多いものです。
なぜなら「離婚」を切り出す側は、時間をかけて「決意」したのですが、「離婚」を言われた側は、納得する理由も見つからず、現実を受け入れる時間がないからです。
私のまわりにも、一度は「離婚」を承諾したと思っていたのに、調停で長引いている人たちもいます。
そうなると、いろんなところで精神的疲労は重なっているように思います。
ただ、いったん「離婚」をした者同士が、その後、いい関係に戻ることもあります。
もちろん再婚ということではありませんが、身内からひとりの人としての関係に戻ると、お互いに向き合えるようです。
自分の居場所に帰れるところがあるという気持ちの余裕が、そうさせているのだと感じます。
テレビでは「卒婚」なんていう言葉も使われていましたが、「夫婦であることを卒業」することだと言われていました。
「卒業」って終わりを意味するのではなく、「節目」を意味すると思うんです。
「離婚」を考え出した人は、ともすると「離婚」が最終目標になっている人もいて、それに向かって全力投球しています。
これは違うと思うんです。
自分のこれからの人生を考えた中で、将来のありたい姿になるために必要な「軌道修正」が「離婚」という「節目」なだけで、全力投球するのは、その後の自分の人生です。
だから、「離婚」で力を使い果たしてはいけないし、「離婚」をすれば道が開けるというギャンブラーな考えも、行き当たりばったりの人生になる可能性があります。
まあそういう道もありですけどね。
だから、「離婚」を考えると同時に、これから自分はどんな人生を歩きたいかをじっくり考えることも必要です。
※株式会社リロクラブが提供する福利厚生倶楽部で、当カウンセリングルームもご利用いただけるようになりました。
お勤めされている職場で、福利厚生倶楽部にご加入されていたらご利用できます。
◆関連記事
【上土井好子の著書】
この本を読んだ方が、人ってこんなことで悩んでるのかと思うところもあったし、
これ私のことを書いたのかと思うところもあったとおっしゃっていました。
いろんな人の心の中を見ることで、自分が俯瞰できると思います。
読むだけで心が軽くなり、悩んだときに自分で解決できる力がつきます。
日常よくある事例を通して、具体的にわかりやすく自分との向き合い方をお伝えしています。
心軽くする自分カウンセリング ひとりぼっちで悩んでいる女性に送る32の対話集
悩みをだれかに話した時、こんな体験をしたことはありませんか?
・話を途中で遮られ、言いたいことが最後まで話せなかった。
・相手目線のアドバイスばかりされた。
・「そんなこと言ってないで、前向きに」と話の途中で言われた。
私は大学や様々な機関で心理学やカウンセリングを学び、心理相談を仕事としています。つまり、人の話を聴くプロなのです。
相談者のお話をとことんまで聴きます。
その上で、その悩みに対して多角的にアプローチしていきます。
ご相談内容
うつ病・双極性障害・摂食障害・発達障害
パニック障害・アダルトチルドレン
子育ての悩み・親子関係・夫婦の問題・恋愛の悩み
人間関係の悩み・自信が持てない・不倫の悩み
仕事に行くのが辛い・買い物依存症
感情をコントロールできない
(怒り・不安・気分の落ち込みなど)
自分らしい生き方をしたい・など
営業時間:
10:00~21:00
(当日予約OK)
21:00~23:00
(前日まで要予約)
電話予約 9:00~20:00
TEL 078-753-5213
メールでのご予約 24時間受け付けております
神戸市垂水区塩屋町1丁目1-12
サンビレッジ塩屋206号室

流産・中絶への罪悪感を手放し、穏やかな心を取り戻すカウンセリング(55分)≫≫
流産・中絶の悲しみから立ち直り、前に進むためのカウンセリング(110分)≫≫
3つの無料メール配信中
【ホントに大丈夫? あなたの心のお疲れ度をチェック!】
8問の質問に答えるだけで、
今どれくらい心が疲れているかがわかります。
疲れたなって思ったとき 今すぐチェック≫≫
【無料メルマガ】
*疲れたこころを癒す心(しん)習慣*
心がしんどいとき
なんとなく毎日がつまらなくないとき
楽しく充実した毎日を送りたいとき
未来に向けて何かをしたくなったとき
心の栄養補給としてお読みください。
登録後、すぐに確認メールが返送されます。
メールの「下記のリンクにクリック下さい」を
クリックしていただくと登録完了となります。
届かない時は迷惑フォルダーをご確認ください。
PCからのメール配信拒否をされている場合は、
olive@cs-olive.com からのメールを許可する設定に変更してください。
【無料メール講座】
負の感情が最高の味方になる秘訣
**************************
第1回「怒りは本当の気持ちをつかむチャンス」
第2回「不安が自分の枠を広げる」
第3回「虚しさは許しへの入り口」
第4回「罪悪感から信頼を学ぶ」
第5回「負の感情の苦しみが成長に変わる」
**************************
登録後、すぐに確認メールが返送されます。
メールの「下記のリンクにクリック下さい」を
クリックしていただくと登録完了となります。
届かない時は迷惑フォルダーをご確認ください。
PCからのメール配信拒否をされている場合は、
olive@cs-olive.com からのメールを許可する設定に変更してください。


