「楽しむ」ことを考え過ぎるとどんどん心が落ち込んでいくわけは

【自分流の生き方で幸せを掴むカウンセリング】

こんにちは、上土井好子です。

（詳しいプロフィールはこちらです。）

人には心も身体もけっこう波があって、

どうしても憂鬱になったり落ち込んだりするときもあります。

心身ともに健康な人でさえそうなのだから、

うつ病などの人はもっと波が大きくなります。

この落ちた状態のときには、もっとも頭の中は活発になります。

どんどんいろんなことを次から次に考えだしループします。

こんなときはなにも楽しめない状態です。

なのに、こういうときに限って、「楽しむ」ということに固執しがちです。

なんか、人生楽しみましょうとか、仕事は楽しんでやれとか、

楽しくてわくわくするようなやりたいことをしようとか、

落ちた状態からすると、じゃあ楽しめない自分はもうダメじゃんってなりますよね。

私は個人的にこの「楽しむ」とか「楽しい」とかの言葉って、

ちょっと使い方に危険な感じがするので、あまり好きではないんですね。

だいたい、楽しんでやってますって言っても、

仕事でも家事でも子育てでも、そうずっときゃっきゃ楽しいわけではないし、

むしろ、会議めんどくせ～とか、身体がいくつあっても足りないくらいハードで疲れるとか、

うまくいかなかったり怒られたりで凹むことだってたくさんあります。

ただ、そういうのもひっくるめて「楽しむ」自分がいるかどうかですが。

だから「楽しい」を目指したり、基準にすると、

「楽しくない」と思うと途端に、モチベーションが下がってこんな自分ではダメだってなります。

今落ちているなっていう状態なら、「楽しむ」ことを目指してはいけないと思います。

だって楽しめないくらい心が疲れてしまっているのに、

そんな疲弊しきった心に、なぜお前は楽しめないんだーって言ってもムリでしょ。

そういうときは、楽しめない自分でもいいんですよ。

とにかく、今どんな自分であろうと、自分で自分を責めたり否定したりしないことです。

落ちてるときは、ゆっくりその気持ちをわかってもらいたいという時期です。

ムリをしちゃだめですよ。

ゆっくり、ゆっくり。焦らないで。

楽しまなきゃって思うと、「楽しい」という言葉だけに踊らされます。

人が「楽しい」って感じだす最初って、

自分からなにかをやっているという主体的な行動ができたときです。

やらなきゃ、なんとかしなきゃっていうときではなくて、

自然と自発的になにかに取り組めだしたとき、楽しいと感じる心も戻ってきます。

人には誰にでもそういう力が備わっています。

ただ、過剰に人の目を気にしたり、嫌われないようにしようとしたり、

そういう心の中に何か囚われがあるのなら、

そこは紐解いていかなければいけないと思います。

一緒にゆっくり自分を見つめ直していきませんか。

そういう囚われから解放されたとき、

あの頃、あんな自分もいたなって、そういう自分の人生を「楽しむ」ことができると思います。

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