こんにちはニコニコ

発達障害児の子育てがラクになるカウンセリングを大阪・江坂で提供中ベル

カウンセリングサービス那賀まきです。

 

ご訪問いただきありがとうございます。

 

こちらのブログでは

発達障害児の子育てから学んだ<子育てのヒント>や<お母さんの心をラクにするヒント>を書かせていただいています。

 

今日も最後までおつき合いくださいね~。

 

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;

 

先日、新大阪駅を通ることがありました。

スーツケースのキャリーをコロコロと引きながら歩く人がたくさんいて

「あぁ、旅行に出かける人がこんなに増えたんだなぁ~」としみじみ感じました。

 

そんな光景を見かけたせいか、ふと、息子と二人で旅行したときのことを思い出しました。

 

「子どもが喜ぶだろう!」と思って準備したのに、子どもの反応がイマイチ。

そんなとき・・・

 

切なくなる。

悲しい。

「なんなの、その態度!あんたのために準備したのに!」と腹が立つ。

 

「親」をやっていれば、そういう経験は誰しもあるものだと思います。

 

わたしにとって、息子が小学生の時の「母と息子の二人旅」は、まさにそういう経験でした。

今日はその時感じた「なんなの~~」という気持ちを立て直し、残りの旅を楽しむために使った考え方について書かせていただきたいと思います。

 

どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。

 

小学6年生の頃の息子は、「名探偵コナン」が大好きでした。
そこで、息子が行きたいというので「コナンミステリーツアー」という企画のツアーに参加することにしたのです。
ツアーといっても、、行き帰りの列車の切符と宿と周遊券がついた個人旅行なので、細かい計画は自分たちで立てることができます。

ところが・・・
目的地に向かう電車に乗り込み、ツアーキットの中にある謎解き用のストーリーを目にしたとたん
「オレ、ムリ・・・」

と、息子が言い出したのです。

その言葉を聞いて
「ちょっと・・・待って・・欲しい・・。今さらそれはない・・。どうするの、これからーーー!」
と、心の中でプチパニックを起こしたわたし。

心理学を学ぶ前のわたしなら
「アンタが言い出したことなんだから!何言ってるの!」とプンプン怒りたくなる場面です。

でも、この時のわたしはプチパニックになりながらも、同時にこんなことも考えていました。


一番楽しみにしていたのは息子。
でも、ストーリーを読んだ時に、「オレ、ムリ・・」と感じてしまったのか。
それは、つらいし悲しいし嫌な気持ちになってもしかたないよなぁ。

 

息子の気持ちを想像してみると、息子の言葉にイラっとした気持ちが消えていきました。

そして、気がつくと「息子が『ムリだ』 と感じなくてすむ方法はないかな?」とあれこれ考えるようになっていました。


考えた結果、こんな提案を思いつきました。

 

「じゃあ、謎解きは家に帰って、パパに相談しながら、一緒に考えてもらおう」
「パパがわかるようにヒントになる写真を一杯撮って帰ろう」

 

※注)うちの息子は小学校を卒業するまで両親のことをパパ・ママと呼んでいました。が・・・、卒業と同時に「オカン」「オヤジ」と呼ぶようになりました。(小学生は子ども、中学生からは子どもではない、という理由だそうです。)
 

うちの息子は父親のことが大好き&尊敬しています。
そのため、「ボクにはムリでもパパならできるはず!」と思っていて、この提案に好反応を示してくれました。

「ママ、それがいい。パパならできるわ~」
「写真はオレにまかしとき!ママは下手やから・・」
「まず、どこ行ったらええの???」

と超やる気になりました。

わたしは、というと

息子の「ママは下手って・・」という言葉に

「なんなの、それ?そんなことないし~」とは思いましたが、

「まぁ、そうやってオレはできる!と思ってくれるなら、それくらいのこと、どうってことない。負けて勝つという言葉もある。」

と気を取り直して、これから始まる息子との旅を楽しむことに決めました。

 



子どもを楽しませたくて
子どもに喜んで欲しくて
そんな気持ちで旅行に来たのに
肝心の子どもがつまらなそうにしていたり、文句を言ったりすると、親も傷つきます。

と、同時に「自分を責め」たりもします。
子どもを楽しませられていない自分なんてサイテーだ!! というように、です。

傷ついたり、自分を責めていたりする時、
わたしたちの心は「他人も自分を責めている」というように錯覚してしまいます。



すると、責められる前に責めてしまえ!!という<心を守る働き>がオートマチックに作動して、
「せっかく来たのに、何?つまらないんだったら、帰るわよ(怒!)」
というように、子どもを怒ってしまったりするんですよね。

子どもを楽しませたかったのに、うまくできていない・・

 

そう感じるのが「嫌」なのは、なぜでしょうか?

それは、

「子どもに楽しんで欲しい」「楽しませてあげたい」と思う気持ちが強いからです。

つまり、ホントは自分を責めたいわけでもないし、ましてや、子どもを怒りたいわけでもないんです。

この気持ちを忘れずに持ち続けていることって大事だなぁって思います。

楽しんで欲しいけど、どうも今のこの子にはつまらないらしい・・
だったら、今のこの子を楽しませることってなんなんだろう??どうしたら、今のこの子との時間を楽しめるだろう?

そんなふうに、「子どもと楽しむ」という気持ちにだけフォーカスすると、

あらあら不思議・・

自分を責める暇も、怒る暇もなくなっていきます。

このような心の持ち方を心理学では

「子どもと楽しむ」ということに「コミットメント」すると言います。

「コミットメント」=「腹を括る、決める」とも言われますが、

腹を括ったり、決めたりすると、

迷いがぐーーんと減って、やろうとしていることにエネルギーを集中させやすくなるんです。

大切な人を愛する、大切にする
そんなふうに「コミットメント」できたら、今よりもっと優しくなれるかもしれませんね。

 

ヒヨコヒヨコ

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回は野村香英カウンセラー が担当します。

どうぞ、お楽しみに~~~

 

 

星子育てや自己肯定感アップの記事がいっぱい

那賀まきの公式ブログ

 

星那賀の講座や講演が無料で聞ける!

Youtubeで聞ける那賀まきの講演講座のまとめページ

 

心理学音声配信サービス「きくまる」の那賀のページ