こんにちは。

カウンセリングサービス吉村ひろえです。
いつもご愛読ありがとうございます。

 

今年の梅雨は、梅雨前線が記録的な雨を降らせているそうですね雨

晴れ間が恋しい今日この頃です

 

「コロナや雨続きで、世の中の子供たちも

窮屈な思いをしているだろうなぁ~」

 

と思っていたら、今日、スーパーで

アイスを持ちながら満面の笑みで

お父さんから逃げている元気な3歳くらいの

男の子を見ました。

 

スーパーでダッシュは危ないのですが

なんだか、微笑ましくホッコリしましたニコニコ

 

元気が一番ですねキラキラ

 

クローバー

 

みなさんは、ご自身の思春期のころを覚えていますか?

そう、子供から大人に変わってゆく

あの、複雑な時期です。

 

 

個人差がありますが、思春期とは

8,9歳から17,18歳くらいまでのこと。

 

女の子も男の子も、身体がどんどん変化してゆきます。

 

女の子なら、胸がふくらんできたり

月経が始まったり。

 

男の子は、声変りがあったり

髭が生えてきたり。

 

 

身体が激変する時期ですね。

それに伴い、心も子供から大人へと成長する時期。

 

それまでベタベタと

お母さんに甘えて来ていたのに

返事すらしなくなったり

やたらと反抗的になったり。

 

 

親としては、戸惑いますよね。

この間まで、なんでも話してくれて

聞き分けもよかったのに

いきなり親との関わりに

ウンザリ感を出されるわけですから。

 

 

うちの娘は現在22歳ですが、ありましたよ~

この手の思春期特有の悪い態度^^;

 

朝起きて「おはよう」と声をかけると

「・・・」

 

テレビを見ていて

「この俳優さんカッコいいな」と声をかけると

「キモイ」

 

夜ご飯を食べていて

「今日の味付けバッチリと思えへん?」との問いかけに

「メンドくさ」

 

 

中学2年生の頃がピークでしたが

まぁ、ことごとく愛しにくい態度でした 笑

 

で、こういう態度を取られると、親としては

 

「返事くらいしなさいよ」

「キモイってなにさ」

「メンドクサイとは何事」

 

とかなんとか言いたくなるものです。

 

が、それを言ってしまうと、彼らは余計に

頑なになってしまったり

親子喧嘩に発展してしまうもの。

 

頭では解っていても、親だって人間です。

ついウッカリ、彼らの態度を注意したり

型にはめようとコントロールしてしまいがちです。

  ↑

解っていたはずなのに、私は娘とよくバトっていました。

今では懐かしい思い出です照れ

 

 

思春期の頃の彼らの心は複雑です。

 

「自分というものを確立したい」

そう願いながら、親離れしようとします。

これを ”アイデンティティの確立” と呼んだりしますね。

 

でも、そう思いながらも

「親から離れることの不安」

も感じます。

 

「放っておいて欲しいけど、ひとりぼっちになるのは怖い」

「自立したいけど、まだ甘える場所も欲しい」

 

そんな両極端な気持ちが揺れ動いているので

とても不安定なのですね。

 

 

さらに、思春期の頃は

”完璧な大人” を目指します。

 

この頃の彼らにとっての ”完璧” とは

パッと見にわかりやすい、容姿の端麗さであったり

勉強が出来てスポーツ万能であること。

 

けれど、なかなかそんな完璧さを備えている人はいませんよね。

そんな人はいないのだけど、”完璧ぽく見える友達” と

自分を比べて、劣等感やコンプレックスを抱きやすくなります。

 

「人と比べて自分はイケてない」

 

そんな葛藤やジレンマ、自己嫌悪などが

グルグル渦巻いています。

 

 

そして、そのイライラを一番ぶつけやすいのが

母親だったりするのですね。

 

なぜなら、子供にとって一番 ”つながり” を

感じられるのは母親だから。

 

「これくらい許してくれるでしょ」

という、子供時代の最後の甘えなのかもしれません。

 

 

子供が思春期を迎え、そこに反抗期も重なると

「あんなにも可愛いかった我が子が!」

とショックを受けそうですが、誰もが通る

”成長過程” です。

 

 

そして、この頃の悪い態度は、心理学でいう

「”投影の法則” が働いている」

と知っているだけで、落ち着いて子供を

見守ることがしやすいかと思います。

 

投影とは、自分の心のフィルターを通して

外の世界を見ること。

 

この頃の子供たちは、親を毛嫌いしたり

やたらと「うざい」「気持ち悪い」という言葉を

使うことがあります。

 

それは、心身ともに子供から大人へと変化する

落ち着かない感じや、ムズムズモヤモヤとした

気持ち悪さを、外の世界に投影しているのだと

理解すると、受け止めやすいですよ。

 

「親である私を嫌いなのではなくて

自分が大人へと変化してきているのが

落ち着かないのだな」

 

「自分の変化がムズムズしてウザったく

気持ち悪い感じがするのだな」

 

という風に見てあげてくださいね。

 

 

そして気づきにくいのですが、実はこの頃は

親にとっても ”子離れ期” という名の成長期

なのです。

 

これまで、子育てをがんばってきた自分を労いつつ

好きなことを楽しんだり

今まで、したくても出来なかったことに

チャレンジしてみるキッカケにしてください。

 

これまで一生懸命、あなたが育ててきた

お子さんだから大丈夫^^

自信と誇りをもって

長い目と大きな愛で見守ってあげてくださいね。

 

 

そうはいっても「子供が心配」「子離れ出来ない」など

なにか困ったことや悩みがあるときは

どうぞ、カウンセリングも利用されてみてくださいね。

 

クローバー

 

来週7月24日(金)は黄色い花はたのえりカウンセラー 黄色い花がお送りします。

どうぞ、お楽しみにハート

 

 

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