こんにちは、チャーリーです。

数年前の12月の真夜中、人通りのない国道10号線。

ぼくが一匹でかんたんの交差点を歩いているときに、触ってくれたおじさんがいました。

タクシーから降りてきて、かなりお酒臭かったですが、ニコニコしてて味方かな…って思いました。

寒くて、お腹の空いていたぼくは、そのおじさんの後をついて行くことにしました。

少し歩くと、マンションの玄関に着きました。中は暖かそうでしたが、おじさんは一人で玄関を入って行きました。

…ぼくは、やっぱりひとりぼっちなのかなと、ちょっと哀しくなってしまいました。

寒い寒い12月の真夜中。ぼくはこれからどうしようかな…と考えていました。

しかし、しばらくして、あの酒臭いおじさんがニコニコ顔で玄関に現れ、おいでおいでをしてくれました。ぼくはしっぽをブンブン振りながら、暖かい部屋に入って行きました。おじさんは、猫のえさをたくさん食べさせてくれました。暖かい部屋のクッションの上でぼくはゆっくり身体を休ませることができました。


 これが、サイクルショップコダマの社長との出逢いです。この日から、ぼくに家族ができました。


コダマの隠れ家