新型SRAM RED eTAP AXS E1 を見てきました。 | サイクルショップカンザキ千里店のブログ

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まいど!てんちょーです!

 

先週発表された、新型SRAM Red eTAP AXS E1ですが、今週大阪で展示会があったので見てきました。

写ってる笑顔が素敵なお兄さんは代理店の中の人です。

 

このブログをご覧の方はある程度ご存じだと思いますので、あとでサラッと全体をおさらいするとして、今回の個人的な注目点はコチラ。

 

(1) レバー形状の変更

(2) レバーのコンタクトポイント、リーチアジャストの改善

(3) フロントディレイラーのトリム追加

(4) フロントディレイラーのサポートプレート取り付けの改善

(5) ブレーキレバーの引きが軽い

(6) ボーナスボタンの設定

 

写真と文字、どちらも多めですので、お時間ある時に流し読みしていただければ。

 

 

(1) レバー、ブラケット形状の変更

 

まず(1)のレバー形状ですが、大きく変わりました。胴回りが若干細くなって、リーチが5-7mm程度伸びているようです。

 

それに伴って、SRAM標準のブラケット取り付け位置、角度も変更されています。

 

従来のセッティング、大体ブラケットのグリップ上が水平だとすると、新型はブラケットフード横側のテクスチャを水平に設定、ブラケット上の角度が7°起きる状態、これが標準とのこと。

 

ただ、旧型のつけてるセットアップがブラケットを起こし気味でつけている人はブラケットリーチが伸びるので、ポジションを再検討する必要がありそうです。

 

また、ブラケット形状も変わって、細くなった・・・というよりは太さを感じにくい形状に変わりました。

 

単純な細さは間違いなくシマノのDi2の方が細いので、あの細さが良いって人はDi2でしょうね。

 

あと個人的に、ブラケット下側とレバーの間の開口部が小さくなっていたので、指が痛くなりにくくていいなぁと思いました。

 

 

(2) レバーのコンタクトポイント、リーチアジャストの改善

 

今回はSRAMがレバーの取り付け位置を上げる前提で設計されている為か、レバーの調整幅がかなり大きくなりました。

 

コンタクトポイントは、言い換えればレバーストローク量の調整です。

これは4段階で調整できます。ブラケットフードをめくった内側に調整箇所があります。

 

まずリーチアジャスト、これが一番変更としてはすごいところ。かなり調整できます。なんとなくですが、レバー先端で20mm程度は位置が調整できます。

 

なので、ブラケットをしゃくっても恐らくほぼ確実にいいところにレバー位置を持ってこれるな、と感じました。

写真のはがっつりしゃくって取り付けしてみただけですが、リーチアジャストでちゃんと指が届く位置にレバーが持ってこれました。

 

 

(3) フロントディレイラーのトリム追加

 

シマノでは当たり前の機能なんですが、オートトリム機能が追加されました。

 

これにより、SRAMのフロント変速の調整に幅が出来る、チェーン落ちしないセッティングがしやすくなるのではないかと思います。

 

変速速度が向上した、というよりはより確実な変速が出来るようになった、と捉える方が正確と感じました。

 

 

(4) フロントディレイラーのサポートプレート取り付けの改善

 

これは取り付け経験のある方ならわかって頂けると思うんですが、旧型はフレーム形状がエアロになるとサポートプレートの取り付けがかなり厳しかったんです。裏側にネジ頭があるので。

 

が、今回からついに表側にネジ頭が来ました。ちゃんと機能するように取り付けしやすくなりました。

 

これにより、変速性能がより本来の性能を出せるように組付けがしやすくなってます。

 

 

(5) ブレーキレバーの引きが軽い

 

これは文字通りそのままで、引きが軽くなってます。

DOT5.1を使ってもそうなので、今使っているWAKO'SのMBF-6を入れるとどうなるのか・・・とても楽しみです。

 

この辺りの変更は、シマノで言うGRXの11速Di2のレバー変更のそれと近いのかな、と思います。

 

 

(6) ボーナスボタンの設定

 

ついにボーナスボタンが付きました。これでサイコンのページ送りがレバーから手を離さなくても出来る・・・!

 

と思いましたが、現時点(24年5月22日現在)でその機能はHammerhead KarooとWahooのみの対応だそうです。

 

Garminの対応はいつ頃になるのでしょうか。待ち遠しいですね。

 

 

あとはそこまで大きいポイントでもなさそうなことを雑多に。

 

153g軽量化されました。その大半がレバーとキャリパーなので軽くしたい人はなかなかいい変更。

 

・チェーンリングは変速ピンが増えたらしい、んですが見比べても変わらないような気がします。多分軽量化がメインですね。

 

・リヤディレイラーは構造は同じ、設計をより煮詰めて軽くしてるよう。1x仕様の時に変速スピードが上がる制御もそのままだそう。

大きい違いがテンションプーリーがビッグになった事。これだけならCeramicSpeedを入れた方が・・・?

 

・ブレーキキャリパーのパッドクリアランスが拡張されたようです。が、そこまで大きいトピックではなかったようで。。。

 

・ハンマーヘッドカルーさん、そのうち日本語化されるようです。

 

・XPLRはそのうち発表予定みたい。XPLRはUDH対応になってると嬉しいですがどうでしょうか。。。
 

Paceline X Rotor からブレーキのロックリングが付属するよう。ようやく。

 

・ブレーキキャリパー、軽量化が目につきますが、ピストン位置も1mm外側に。これによりブレーキパッドをより均一にローターに押し付ける事ができ、ブレーキパワーが向上するそう。

 

 

ざっとこんな感じでしょうか。D1からE1にバージョンが進んで、より洗練されたコンポに仕上がった感じがします。

 

が、クランク、スプロケットを抜いた価格が50万ほど、そこにそれらを足すと70万コースなので、変わらずロマン味が強いコンポーネントです。

 

性能だけで見るなら間違いなくシマノを、そこにロマンも欲しい方は是非SRAM Red AXS E1をご検討下さい。

 

もちろんご予約も受け付けておりますので、気になる方は是非お問合せ下さいね。

 

 

 

ではではっ!

 

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