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みなさまこんにちは、
本日もブログにお立ち寄り下さいましてどうもありがとうございます。
モラハラの無視は独特
弊事務所は”夫からのモラハラ”に関連するご相談が多いのですが、
ご相談にいらっしゃる多くの女性達が経験しているものに、
無視
があります。
モラハラの無視って本当に独特で。。
クライアントさんの中には友人知人から、
「ウチだってケンカの後はお互い無視だよ~」
「無視位、ケンカの後はウチでもよくあるよ」
等と言われた経験をお持ちの方もいらっしゃるのですが、
そういうのとは全く異なるのですよね。
モラハラの無視は。
存在の透明化
例えばケンカした後など、
少しの間、相手に腹も立っているしで口を聞かない時間があるにせよ、
結果話しかけるきっかけを失っているにせよ、
「どうしよう」と考えてはいる状態。
口は聞かない間はお互いにちょっぴり気まずい、居心地悪い感じは共有している。。
こういうことは普通の関係性においても時折は怒るかも知れません。
けれどモラハラの支配の中で起こる無視は全く異なります。
先の段落で記した様に、モラハラの世界を知らない人が言う
「良くある無視」
とは明らかに違うのです。
- 「まるで私が存在しない様に扱われた」
- 「家族や夫婦でいる意味が全く分からなくなった」
- 「私が存在している意味すら分からなくなってしまった」
- 「私生きている意味あるの?って思うようになっていった」
まるで自分が空気にでもなったかのように、
存在すらしていないかのように無視されます。
尋常じゃない長期間
無視の期間においても、モラハラの場合は異なります。
これは私自身も、
モラハラやDV(ファミリーバイオレンス)を専門に相談をお受けする様になった初期の頃に驚いたことの一つでしたが、
無視が数週間や数か月はざらにあって、
中には年単位で無視されている方も少なくなかったのです。
それも1年2年にとどまらず、もう5年、6年。。
最初は無視から始まったかも知れませんが、こうなると現状は家庭内別居状態ですよね。
無視されている期間って生きた心地がしないんです。
なのに、いつ無視が終わるか分からない中で、
いつ話しかけられても適切に対応(?)出来る様に気は抜けない。。
結果、全くコミュニケーションは取れていないのに毎日くたくたに疲れる。
自分がこの家に存在している意味があやふやになって行く中で、
精神的に非常にすり減る時間を何日も、何か月も、時に年単位で過ごす過酷な状況に陥るのです。
無視では解決しないし、後遺症も看過できない
あまりに過酷な無視を経験された女性の中には、
ご相談場面で”無視”というワードが出て無視の経験を振り返っただけでもドキドキしてくる。。
その位、ある意味でトラウマティックな経験になっていることもあります。
無視が終わればそれで終わりかと言うと決してそんな事はなく、
もうあんな辛い時間を過ごしたくないから、無視が終わりモラ夫に話しかけられたら一応普通の態度で応じるけれど、
心についた傷やしこりは、残されたままです。
無視されることって、
コミュニケーション、
存在、
夫婦と言う関係性、
全てを遮断されて否定される。
話合いという解決の糸口すら取り上げられる。
何が嫌でしゃべらないのか、何に腹を立てて無視しているのか、
説明すらせず相手にひたすら”察する”ことを暗に強要する。
土下座、
明け方まで続く何時間ものお説教に耐える、
何枚もの反省文の提出、
モラ夫に都合の良い内容の誓約書の提出。。
「無視されることを避けるためなら何でもしていました」
という状況にまで追い詰められた経験を持つ女性達とも、沢山対話して来ました。
健康的なメンタルの持ち主から見たら、
無視をされている側が土下座で許しを請うとか、
何枚も反省文を書かされているとか、
一方配偶者に都合の良い誓約書を何枚も書かせるとか、
信じられないことだと思います。
けれどこれを選んでしまう位に、無視という暴力は過酷だということを多くの人に知って頂きたいです。
未だに「手をあげられるよりはマシでしょ」と考える人が少なくない現状を知る出来事がたまたまあったので、
書かせて頂きました。
