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みなさまこんにちは、
いつもブログにお立ち寄り下さって
どうもありがとうございます。
さて、本日の記事です。
いつもの事ですが
弊事務所は夫からのDVモラハラの
ご相談が多くて、
その中でこんなお話を
お聞きする事があります。
DVモラハラ禍を乗り越え
母と子で暮らす様になった時、
お子さんから
「ウチはもう、
ケンカしても大丈夫になったね」
という趣旨のことを言われた、と。
お子さんの年齢的には、
反抗期や思春期位のお子さんから、
成人した後も同居しているお子さん、
近居しているお子さんまで含まれます。
”ケンカしても大丈夫”って
どういうこと？
と思うのですが、
私なりに多くのエピソードを
お聞きした中で纏めるとしたら、
「言いたいことをちゃんと
言い合って、
そして（これが大事）
ちゃんと仲直りできること」
だと感じています。
言いたいことをちゃんと
言い合えること、
聞き合えること、大事です。
そしてケンカしたとき、
ケンカですからちょっと位は
怒っても泣いても喚いてもいい。
でも、終わらせるときが来たら
ちゃんと怒るのをやめて、
泣きやんで、
喚くのもやめて、
ちゃんと仲直りができる。
これも大切です。
思春期位のお子さんとの
カウンセリングの中では、
DVモラハラ禍から脱出し
安心安全な日々の暮らしを
積み重ねる事で、
子ども達自身が
安心や信頼の価値を実感しながら
暮らすことができている、
子ども達の語りから
そう感じる事があります。
「お母さんは、
とりあえず（否定しないで）
話を聞いてくれるから」
「ママは、怒ったとしても
間違っていた時は
ちゃんと謝って来るから」
「父さんとは無理だったけど
母さんとは話し合いが出来るから」
「お母さんは、こっちが間違った時
いきなりキレないで
何がダメなのかちゃんと言ってくれるし」
「ママは私がしたいことにダメって
言う時も、
一応こっちに気を遣ってるのが分かる」
「お母さんとは言い合いしても
仲直りできるから大丈夫」
お母様たちの方からも、
「〇〇（お子さんの名前）とは
どんなにケンカしても
絶対仲直りできるから大丈夫です」
「今はお互い、ケンカになっても
ちゃんと言いたいこと言い合ってます。
もちろん怒鳴ったり暴力とかは無しね」
「ちえ先生といつもカウンセリングしてて、
”親子間の権力差”は
意識するように気を付けています。
だからケンカになった時、
まずは子どもの話から聞くように
心がけています」
等とお聞きします。
そしてこの様に
母と子の親子ケンカについて
語る一方で、
DVモラハラ被害経験のある女性達は、
こんな話も聞かせて下さいます。
「元夫は、
私が夫と違う意見を言うだけで
キレて怒鳴る人だったから、
そもそも何も言えませんでした」
「元夫は意見が合わないとすぐに
”出ていけ！離婚だ！”
とはじまる人だったので、
ケンカの度に
”これで離婚になるかも、
これが最後かも”
と思うと、
当時は離婚を決断できていなかったので
言いたい事は何も言えません」
「お互いの意見をすり合わせるの
ではなくて、些細な意見の違いでも
すぐに”だったら離婚だ！”と言う、
元夫はそんな極端な人でした。
離婚の時に
「お前とはよくケンカをした」
と言われたけれど、
一方的にやりこめられた事はあっても、
対等なケンカが出来た記憶は
私にはありません」
など。
例えケンカになったとしても
臆する事なく言いたいことが言い合える。
そして、ちゃんと仲直りができる。
この根底にあるのは
安心安全な関係性と、
そしてお互いの信頼だと
考えています。
安心安全や信頼関係は
どんな場所でも必要なものですが、
家族間では
より一層大切にしたいですよね。
