〇電話・オンラインカウンセリング(全国対応)、事務所での面談カウンセリング
*どちらも初回は30分無料(初回30分無料は2024年3月31日で終了します)
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・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい
・記事及び写真の無断転載コピー流用等は固くお断りいたします
・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください
・ご紹介する事例はプライバシーに配慮し過去の複数の事例を再構成したフィクションです
‐‐お知らせ‐‐
2011年の開業以来行ってきました
初回の方への30分無料サービスは
2024年3月31日をもって終了します
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‐‐
みなさまこんにちは、
いつもブログにお越し下さいまして
どうもありがとうございます。
昨日はブログ更新ができず、
ブログにお立ち寄り下さった方には
申し訳ありませんでした。
おかげさまでバタバタ忙しくしており
ブログ更新の時間が取れませんでした。
ところで昨日は
単純に多忙だっただけなのですが、
「大谷さんの結婚でショックを
受けたとか?」
と聞かれました。
あはは、そっか、
確かにそうですね。
タイミング的には
そう思われる事もあるのか~、と、
反対に面白く感じました。
なお、
ショックは受けていませんので
ご安心(?)下さい。
もちろん言ってきた側の方も
冗談で仰っています。
大谷選手のことは
すごい選手だと思っていますし、
昨年のWBCの感動を思い出すと
「ありがとうございます」と、
ご結婚に関しては
「おめでとうございます!」
しかないです。
さて、本日の記事です。
当然すぎるほど当然の事ですが、
DVモラハラ被害を受けている方と
ご相談やカウンセリングで
対話をさせて頂くとき、
その方の気持ちが一番大切です。
DV支援者がその為のトレーニングを
受ける時に繰り返し言われ、
また私自身も最も大切な事のひとつと
考えているのが、
「その方の自己決定権を奪わないこと」
です。
ですのでもしあなたが今サポートを
必要としているならば、
あなたが今どんな風に感じているのか、
相手に対しどんな感情を抱えているか、
これからどうしていきたいか、
こういうことを整理していく中で
あなた自身の気持ちは大切なのです。
けれど多くのケースで
DVモラハラのご相談は、
DVモラハラの渦中にいる状況で
お話をお聴きする事も多いので、
「自分でもどうしたいのかが
よく分からない」
「自分で自分の気持ちが分からない」
等とお聞きする事も少なくないです。
無理も無いですよね。
日常的に怒鳴られ、
突然始まる無視に翻弄され、
ケースによっては
目の前で子どもに攻撃されたり
大暴れされたり、
肉体的な暴力も受けて、
そんな恐怖の渦中で
「あなたの気持ちは?」
等と聞かれても、
ただ苦しい、とか、辛い、とか、
それで心が埋め尽くされても
無理もないことです。
恐怖の中に身を置きながら
自分の気持ちを大切にするって、
難しいですよね。
これもDVをはじめとした
ファミリーバイオレンスの専門家内で
よく言われることのひとつですが、
家庭内で暴力を受け続ける事の
最も怖いことの一つは、
自分でも自分のことが
分からなくなること。
自分がどうしたいのか、
自分の感情、気持ち、
何が好きで何が嫌いか、
そういう事が
自分の事なのに分からなくなって
しまうのです。
例えば精神科医や心療内科医は
心の病気の専門家ですよね。
心理師やカウンセラーも、
心の専門家と言われることが多いと
思います。
(実際は色々だと思いますが)
けれど私が臨床の場面で
いつも思っているのは、
「あなたの専門家はあなたです」
という事です。
あなた以上にあなたのことを
語れる人はいないでしょう。
あなたがこれまでどんな環境で、
どんな時間を生きて来たのか。
どんな思いを抱えながら
今を生きているのか。
もちろん、一定の状況の中では
本人よりも周囲の人の方が
客観的な色々に気付いている、
という事も時にはあります。
けれど基本的に
あなたの専門家はあなたです。
ここはどんな専門家も適いません。
だから、まずはあなたの話を
聴かせて頂きたい。
あなたから話を聴きたいのです。
これまで
一足先に暴力支配の世界から
抜け出して行った、
私のこれまでのクライアントさん達。
多くの経験談、
経験に基づく金言を、
私の事務所に”置き土産”として
残して行って下さっています。
「飛べる翼があるうちに、
逃げる足が動かせる間に、
どうか暴力から離れて」。
多くの方が共通して
こういう趣旨のメッセージを
残して下さっていますが、
次に多いのが、
「ひとりで抱えないで」
「まずは誰かに話してみて」
という事かと思います。
酷い支配を受け続けると、
”言葉を奪われる”
状態に陥ることがあります。
「誰にも言うなよ」
「家の恥をさらすな」
そんな言葉によって
語る事すら許されなくなり、
そうこうしている間に
日々の暴力支配で自分の気持ちも
よく分からなくなって来る。
「話してみよう」
という気力すら奪われそうになる。
ひとまずは
そこまでの状態になる前に
支援に繋がって頂きたいですし、
次にお伝えしたいのは、
「何を話せばいいのか分からない」
「自分でも自分の気持ちが分からない」
という状態でも、
少しでも”話してみようかな”と
思えるときが来たならば、
専門家に話してみて頂きたい、と
いう事です。
今あなたが自分で自分の気持ちが
分からなくなっていたとしても、
これまでの事、
生きて来た軌跡、
そういうものをゆっくり編みなおし
ながら、
少しずつあなたの気持ちを
取り戻していくことができます。
もちろん私自身もできる限り学び、
アンテナを高くして、
日々行われている新しい研究から
心理学の技術や知識、療法も、
必要に応じて提案できる様に
努めています。
今苦しい人はどうか、
ひとりで抱えず
安心して語れる場に繋がって頂きたいです。