〇電話・オンラインカウンセリング（全国対応）、事務所での面談カウンセリング
＊どちらも初回は30分無料（初回30分無料は2024年3月31日で終了します）
住所：福岡市西区内浜2‐2‐16（地下鉄空港線/JR筑肥線姪浜駅徒歩7分）
【問い合わせはLINE/電話/メール】
メール：info@yotsuba-houmu.com
＊当事務所のご相談カウンセリングは事前予約制です（土日祝日もご予約可能です）
＊メール相談は行っておりません
・事務所の特質上、記事は「夫からモラルハラスメントを受けている妻」と言う設定が多いです。あらかじめご了承下さい
・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい
・記事及び写真の無断転載コピー流用等は固くお断りいたします
・記事の内容はあくまで執筆当時の情報、考えや経験に基づくものであることをご了承ください
・ご紹介する事例はプライバシーに配慮し過去の複数の事例を再構成したフィクションです
‐‐お知らせ‐‐
2011年の開業以来行ってきました
初回の方への30分無料サービスは
2024年3月31日をもって終了します
近々で初回相談をご検討の方は
3月31日までのご予約をお勧めします
詳しくはこちら↓
‐‐
みなさまこんにちは、
いつもブログにお立ち寄り下さって
どうもありがとうございます。
岐阜県岐南町の町長による
セクハラ/パワハラ報道がありました。
みなさまもご覧になられたでしょうか。
今月27日に第三者委員会による
調査報告書が上がりまして、
それを受けて町長が記者会見を行い、
それについても報道されていました。
ちなみに調査報告書については
岐南町のホームページで
誰でも読める様になっています。
個人的に今回の件もまた、
「ハラスメント事案を煮しめた様な事件」
と感じていますので、
もしハラスメントの勉強を
している方や、
組織でマネジメント層にいる方は、
学びの為にも目を通してみる事を
おススメします。
＊以降本日の記事は
”令和6年2月27日
岐南町ハラスメント事案に関する
第三者調査委員会 調査報告書”
を参考にしています
詳しくは調査報告書を
実際に読んでいただくのが良いと
思いますが、
調査報告書を基に事のあらましを
纏めますと、
1、令和2年の町長就任早々の時期から
セクハラに関する相談が増える
2、当時の副町長が町長に注意するが
町長は受け止めなかった
（町長は「相談したのは誰だ」と
言ったり、犯人捜しの様な発言も）
3、町長との圧倒的優劣関係から、
幹部も含め町長に進言できる人が
いなくなる
4，「3」の結果、被害申告者には
”自衛するように”とアドバイスするに
とどまった
と推移して、
結果「４」の状態が続いてしまい
被害が深刻化していった。。
と想像します。
町長のコンプライアンス意識が
低すぎるのはもちろんですが、
「３」の状態を見るにつけ
組織としてのガバナンスも機能して
いないという事ですよね。
勇気を出して相談した人に
自衛を促すとか、
本当にガッカリさせたでしょうし、
絶望感を与えるには十分なほど
酷い対応です。
まずセクハラ部分についてですが、
第三者委員会は複数の弁護士で
構成されている様ですが、
（被害者が詳細な事実関係の公表を
望んでいないので詳述はしないが）
「不同意わいせつ罪に該当する
可能性がある行為も確認された」
としています。
そして
多数の女性職員に対して少なくとも99の
セクハラが確認されたと報告されています。
確認されたセクハラの一つに
”頭をなでる”
というものがありましたが、
これについては
テレビの報道で見た内容ですが町長は、
「頭をなでるのは
”よく頑張った”
という意味を示している。
嫌と言ってもらえればしません」
と話していました。
この点ひとつとっても典型的だと
感じるのですが、
まず、
大人同士で相手を褒める時に
頭をなでますか？
恐らく頭をなでるのは、
子どもに対して行われることが
多いと思います。
または
よっぽど親密なパートナー同士で、
「よしよし」
し合う事はあるかも知れません。
少なくとも町長として仕事をしていて
仕事相手を褒める場面で、
相手の仕事を認める為に
体に触れる必要はありません。
また報告書によると、
頭を触る行為の申告は
ひとりを除いて他はすべて女性からの申告で、
かつ若手職員が回数が多かったとのこと。
また職員の手を触れる、
町長の手に触らせるという行為についても
女性からの訴えが複数あったのに対し
男性職員からは申告が無かったとの事で、
職場の男女比率から見ても明らかに
女性に偏ってこの様な行為を
していたのだとしたら、
それ自体に町長の無意識の区別（差別）が
あったのではないでしょうか。
また
「嫌だと言ってくれたらやめた」
という趣旨の発言を町長から
聞くとは。。
このブログでは特に最近は
しつこくしつこくお伝えしていますが、
「No」が言いやすい環境や関係性を、
権力のある側（町長）から作る努力を
されていたのか？と思います。
また議員に対しても触るという
セクハラ行為が認められたとの事で、
町民の代表者である議員にまで
この様な事が行われていたとは、
町民に対する尊重や敬意といったものが
無かったのかと感じます。
調査報告書には、
個人に対して行われたセクハラケースの
報告も複数あげられており、
この町の女性職員の中に
非常に深刻な状況に置かれた方が
複数いたことがうかがえます。
＊思った以上に長くなりそうですので
続きます
