感謝を強要される2~モラハラ | 相談実績5000件 DVモラハラ虐待 家族問題専門カウンセラー/行政書士

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家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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*お昼の記事の続きです

 

 

 

 

 

そしてもう一つ

DVモラハラにおける

”感謝の強要”と言う点で

触れておくべきと思うのは、

 

モラ夫が大爆発して家の中で

暴れまくり物を壊しまくり

した後や、

 

感情を自分で制御できず爆発して

妻子に直接的暴力を振るった後、

 

そういった「大爆発の後」のことです。

 

 

 

こういう状況を経験された

多くの方から、

 

「夫がキレて大暴れし

さすがに私も離婚を考えたその翌日、

モラ夫は私に

ケーキを買って帰ってきました」

 

 

「大爆発した翌日は必ず

花束を買って帰って来ます」

 

 

「モラ夫はキレて暴れた後は

いつも、

ちょっと豪華な外食とか旅行とかに

私たちを連れて行きます」

 

と。

 

 

そして皆さん口をそろえて、

 

「夫は、

それ(花束、ケーキ、外食旅行等)で

私が許すと思っているみたいです」

 

「夫はそれで、

自分が暴れた事は無かった事になると

本気で思っているみたいです」

 

と。

 

 

 

 

モラ夫が理由も分からずキレて

怒鳴りまくられて、

 

怖くて逃げても追いかけてきて

容赦されずに責めたてられて、

 

リビングは割れた食器や

傷ついた壁、

 

モラ夫がまき散らしたお菓子や

蹴って倒した観葉植物、

投げて壊したリモコンや書類などで、

 

もう本当に散々な状態。

 

 

その様を見ていた子どもは

怯えてギャン泣き状態で、

 

妻も許されるなら

いっそ泣いてしまいたい気分。

 

 

でも子どもの前でそれは出来ないから、

 

子どもを慰めながら

家の片づけを始める。

 

 

夜、子どもが眠ってから

声を殺して泣く。

 

 

その間モラ夫は、

 

暴れるだけ暴れて

自分ひとりやりたい放題やって、

 

自分が壊したもので

荒れ放題のリビングを放置して

出かけて行った。

 

 

きっとパチンコか、

呑みに行ったか、

 

実家に行って

 

「いかに自分が悪くないか」

 

を親に聞いて貰っているのだろう。

 

 

 

そうこうしていると

モラ夫が帰って来た。

 

 

手には旅行のパンフレットを

持っている。

 

 

モラ夫は、

 

今日なぜこんな風にキレたかの

説明もしないし、

 

この事について謝りもしないし

自分が荒らしたリビングを

片付けもしない。

 

 

やりっぱなしの状態で

私の気持ちはぐちゃぐちゃなのに、

 

そんな私にはおかまいなしで

 

「こんど旅行に行くぞ、

 

良い所に連れてってやるからな!」

 

と、

まるで

 

「俺は良い夫だろう感謝しろよ?」

 

とでも言いたげに、

自信満々に言ってきた。

 

 

 

まさかこんなにも人の気持ちの

分からない人だったとは。。

 

 

 

特別な旅行なんて何もいらないから、

 

私はただ家族が穏やかに

安心して暮らしていきたいだけなのに。

 

 

けれどここでまた私が

 

「旅行なんて行きません。

そんな気分になれる訳がないでしょう」

 

なんて断ったら

また夫はキレていよいよ私は

危ない目に遭うかも。

 

 

そしてきっと夫は、

 

旅行に連れて行った後私に、

 

「感謝しろよ?」

「こんな旅行に連れてきて貰って、

感謝してるのか?」

 

って言うんだろうな。。

 

 

こんな感じです。

 

 

 

 

感謝を示さなくては心身の安全が

担保されない状況とは言え、

 

全く感謝出来ない心と裏腹に

感謝を示す行動をとらなくては

ならないという事は、

 

心と体が不一致の状況です。

 

 

心と体が不一致の状態を

長く続けることは、

 

平たく言って、

病みかねないほどマズいです。

 

 

 

継続的な暴力や暴言、

こういう行為は虐待なんです。

 

 

家の中で虐待を受けているのに、

 

その虐待者に感謝を示さなくては

ならないだなんて、

 

体と心が分断されるような

苦しみです。

 

 

 

「モラ夫の自己満足の旅行や外食に

付き合わされるのはもうたくさん」

 

「特別な食事も旅行もケーキも

何もいらないから、

とにかく普通に穏やかに暮らしたい」

 

これが、

DVモラハラ、虐待のある家庭で

過ごしている

加害者以外の本音でしょう。

 

 

 

虐待されながら感謝を強要されることは、

 

自分で思っている以上に

心を疲弊させている可能性がある、

 

そう捉えて頂いて

問題はないと思います。

 

 

無理する必要はありませんが

出来るなら記録などを取りつつ、

 

専門の第三者にご相談頂きたいと

思っています。

 

 

 

*毎度のことですが、

男女逆のケースは夫と妻を入れ替えて

読んで下さいね