ジャニーズ事務所 外部専門家による調査報告書 | 相談実績5000件 DVモラハラ虐待 家族問題専門カウンセラー/行政書士

相談実績5000件 DVモラハラ虐待 家族問題専門カウンセラー/行政書士

家族問題/DVモラハラ/毒親問題専門 公認心理師/行政書士
【メディア掲載】
光文社女性自身 「モラハラ夫に気をつけろ」
NTTドコモ公式サイトママテナ 複数連載
NHK あさイチ「意外と身近?”モラハラ” 夫が怖い」取材協力
講談社 現代ビジネス 執筆中

 

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みなさまこんにちは、

 

いつもブログにお立ち寄り下さって

どうもありがとうございます。

 

 

 

早いものでもう9月、

 

朝晩吹く風に若干の秋の気配は

感じられつつも、

 

まだまだ昼間は暑いですね。

 

 

 

さて普段は雑談をしている

日曜日ですが、

 

本日は表題の通り、

 

ジャニーズ事務所の性加害事件について

取り上げたいと思います。

 

 

 

報道でも大きく取り上げられて

いましたが、

 

ジャニーズ事務所の

故ジャニー喜多川前社長による

性加害事件について、

 

再発防止特別チームからの

調査報告書が上がってきました。

 

 

ジャニーズ事務所のサイトから

誰でも見られるようになっています。

 

*報告書の中には、

性被害経験のある方が読むと

しんどくなるであろう内容も

含まれています。

心配がある方は読むのを控えるか、

体調をみながらゆっくり時間をかけて

読むのが良いかと思います。

 

 

 

 

 

私自身はまだ

ざっと目を通した段階で

”熟読”はしていませんが、

 

内容を読んで、

正直ここまで切り込んだんだ、

 

と良い方向で驚きました。

 

 

 

ジャニーズ側が設置した

再発防止特別チーム、

 

こう聞いた時は正直、

 

どうせ形だけの報告書が

上がってくるのだろう、

 

そんな風に思っていましたから。

 

 

 

 

 

ところで報告書の内容についてですが、

 

お読みになった方は

どう感じられましたか?

 

 

私は、

知らないことばかりで

少々驚いた、

と言うのが率直な所です。

 

 

 

報告書にとよると、

 

ジャニー喜多川氏は

野球チームを作り近所の少年たちと

交流しており、

 

その中で親交のあった中学生4名を

「ジャニーズ」

として結成。

 

(これ自体が、少年4名を

”ジャニーズ=ジャニーの”

と言う意味にもとれて、

今となっては

何とも言えないですよね。。)

 

 

 

当初は個人事業として、

 

当時池袋にあった

「新芸能学院」と言う芸能学校内に

「ジャニーズ事務所」を置く形で

活動開始。

 

 

いわば新芸能学院の名前(信用)や

場所を借りる感じで始まったのですね。

 

 

ちなみにこの時新芸能学院に中に

ジャニーズ事務所を置けたことは、

 

故メリー喜多川氏の伝手だった

そうです。

 

 

併せてメリー氏も

ジャニーズ事務所開業から間もなく

経理等の手伝いに入っていたことが、

 

報告書に記されています。

 

 

しかしこの後、

 

新芸能学院の代表者と

ジャニーズの関係が決裂します。

 

 

その理由が、

 

新芸能学院の生徒から、

『ジャニー氏から性加害に遭った』

と言う訴えがあったため、

ジャニーズ事務所は

新芸能学院を去ることになった、

(要約)

 

と報告されています。

 

 

ここが、私がこの報告書の中で

最初に、

また最も驚いた部分かも知れません。

 

 

何に驚いたかと言うと、

 

当初から

こういった問題を抱えていたんだ、

 

と言う点。

 

 

更には、

 

この問題が発覚して以降

ジャニーズ側は、

 

「性加害について事務所も

(現社長の)ジュリー氏も

知らなかった」

 

と言う姿勢を貫いていましたが、

 

少なくとも

メリー氏は知っていたのでは?

 

と言う点です。

 

 

メリー氏の伝手で新芸能学院で

ジャニーズの活動をしていたのに、

 

そこから去ることとなった時に

当のメリー氏に

事情説明もしないなんて、

 

考えられないですよね。

 

 

 

その他にも

感じる事考えさせられる事が

たくさんあった報告書ですが、

 

70ページを超える報告書の

全てについてここで触れるのは

無理がありますし、

 

どうやらこの後

この報告書を受けて

ジャニーズが会見をするとの事で、

 

それを見た上で

またみなさまとシェアしたいことが

ありましたら、

 

改めて記事にするかも知れません。

 

 

 

それにしても。。

 

例えば

暴行傷害や恐喝、強要などを

「いじめ」、

 

子どもへの性犯罪を

「いたずら」、

 

立派な窃盗を「万引き」など、

 

 

犯罪行為を矮小化する言葉が

身近に溢れている様に

感じる事があります。

 

 

 

ジャニー喜多川氏によって

個人事業として

ジャニーズ事務所が創業されたのが

1962年。

 

 

60年以上前の人権意識を

現代の基準で考えるのは

無理があるかも知れませんが、

 

当時においても単なる「いたずら」で

片付けられない酷い加害が、

 

報告書によって

明らかにされています。

 

 

 

同時にこの報告書を読むと

 

「ここまでになる前に

少年たちが救われるチャンスは

あったんだ。。」

 

と感じます。

 

 

男の子だって被害に遭う、

 

子どもも人権を持っているし

権利主体である、

 

分かっていたことだけれど、

 

それでもまだまだ認識が

足りなかった。

 

 

例えば海外の事例から学ぶ時、

 

野球チームやボーイスカウトが

子どもへの性被害の温床と

なっている事があると知った時、

 

もうずっと前の事ですが

私自身も、

 

「そういえばジャニーズも

性加害/被害が起きやすい構造だな」

 

と、ふと考えたことはあったんです。

 

 

でもその時の私はそこまでで、

 

それ以上調べてみる、

知ろうとする、

 

そういうことをしませんでした。

 

 

無関心って本当にだめだと

思いました。

 

 

 

今回の報告書には

こういう事が起こった原因の

一つとして、

 

「被害の潜在化を招いた

関係性における権力構造」

 

と記されています。

 

 

これは今回の件に限らず

社会のあらゆる関係性の構造に

共通する部分だと考えます。

 

 

 

社会的な関係性には

権力による上下ができる点は

否定できません。

 

ですから「それがある」前提で、

被害者が声を上げやすい環境を作ること。

 

 

権力の勾配、

それによって加害と被害が起こるとき、

 

権力によって被害が潜在化されて

しまうこと、

 

このことを

社会はこの件から深く学ぶ必要が

あると感じています。